家庭菜園をはじめたいけれど、畑の借り方借り方に悩みますよね。
引っ越しや移住をした方は尚のこと、新しい土地で畑を探すのは一苦労かと思います。
実は、畑の借り方を知っていれば、時間をかけずにスムーズに畑を探すことが可能です。
そこで今回は、これまで4度も畑を探すことに成功した筆者の経験をもとに、畑の借り方をご紹介します。
畑を借りる際の注意点も解説していますので、ぜひ参考にしてください。
畑を借りるには、借り方を知っておくとスムーズです。
実際に畑を借りた経験をもとに、おすすめの借り方をご紹介します。
畑を借りる方法6つ
それでは、順に詳しくご紹介します。
実際に田舎や地方では、高齢化などの理由から使われていない畑が多くあります。
畑は雑草の手入れなどの管理に手間がかかるため、「放置するよりも使ってもらった方が助かる」という方が多くいらっしゃいます。
実際に私も、地元の友人に相談をして、貸してくれる方を紹介してもらえました。
知り合いを通して紹介してもらえるので、お互いに安心感や多少の信頼関係を持って貸し借りができるのが良かったです。
地元の人であれば、地域の強いつながりを持っているため、親戚や知り合いを通して紹介してくれるケースがあります。
畑をしている方は、畑をしている仲間との交流があり傾向があり、有益な情報を持っているケースがあります。
そのため、地域周辺の畑に関する詳しい情報を知っており、畑を紹介してもらえる可能性が高まります。
畑の面積を増やすために、畑友達に「余っている畑があれば教えてほしい」と相談したことがありました。
すると「心当たりがあるので持ち主に聞いてみるね」と言ってくれ、数日後には交渉が成立しました。
畑が好きな方は、地元の畑の情報を持っている可能性が高いので、ダメもとでも相談してみる価値はあるでしょう。
畑探しを手伝ってもらうには、若い方よりもお年寄りに尋ねた方が見つかる可能性が高いと実感しています。
この理由は、お年寄りの方は「畑を持っていても、体力がないために畑ができない」という理由で、土地だけが余っているケースがあるためです。
広い土地を所有している方ほど管理する面積が広くなるため「大変だから誰かに管理して欲しい…」と感じているお年寄りの方も実際に多いです。
今は畑を使っていない顔見知りのおばあちゃんに、思い切って畑の相談をしてみました。
雑草の管理をすることを条件に、畑をお借りすることができました!
野菜の収穫時期には、気持ちばかりですが野菜のお裾分けもしています。
お年寄りの方にとっても、話し相手が増えることは嬉しいことかと思います。
お互いにメリットが増えるように、借りる条件を提示して交渉するのも一つの手段です。
難易度は高い方法ですが、使っていない土地の所有者に直接交渉する手段もあります。
ただし、お互いに面識がない場合は不信感を持ってしまい、交渉が成立しない可能性もあるので、注意が必要です。
また、無理にお願いをすると、移住先の生活に支障が出ることも考えられるため、慎重に行動したいところです。
今後の事も考えると、顔見知りの人に直接交渉するか、知人を通して紹介してもらう方法をおすすめします。
県や市が管理している「市民農園」をご存じでしょうか?
有料にはなりますが、県や市が管理する農園を借りることができ、別名『お楽しみ農園』や『貸し農園』とも呼ばれます。
【貸し農園の一例│草津市】
(参考│草津市公式サイト)
年間3,000円~6,000円前後と、とても安く借りられることが多く、市が管理しているので借主との間におけるトラブルが少ないのがメリットです。
市民農園を行っていない地域もあるため、念のためホームページで「市民農園 〇〇市」と検索しておくことをおすすめします。
全国で使用できる畑を検索できる「シェア畑」というサイトがあります。
(参考:シェア畑公式サイト)
全国130ヶ所以上の貸農園が提携しており、東京・神奈川・千葉・埼玉の関東エリア、京都・兵庫・福岡・大阪などの西日本まで、広い範囲を対象としています。
シャア畑なら、自分で畑を探しに出かけたり、地域の方と交渉をする必要が一切ありません。
インターネット上で近くの空いている畑を検索でき、レンタルの契約まで一括して行えます。
クワ、スコップ、水場などの農具が完備されているので、農具を揃える必要がありません。
さらにプロのアドバイザーにも相談できるため、安心して畑を始められます。
畑探しで悩んだら、ぜひシェア畑を活用されてみてください。あなたに合った畑がきっと見つかるはずです。
畑を借りる際に気を付けたいことをご紹介します。
畑を借りる時の注意点5つ
それでは、1つ1つ見ていきましょう。
畑を借りる費用は、貸してくださる方によって異なります。
「年間でいくら」と言われる方もいれば、「タダで使っていいよ」という方もいらっしゃいます。
畑を借りる前に確認しておかないと、トラブルの元になりますので、必ず確認をしましょう。
無料で貸してくださる方には、気持ちばかりですが、いつも育てた野菜をお裾分けするようにしています。
一人暮らしのお年寄りの方であれば、育てた野菜をそのままお渡しするよりも、
お料理をしたものを贈る方が喜ばれるような気がします。
借りた土地の雑草は定期的に除去しましょう。
雑草が増えると、害虫も増える原因となるためです。
貸主の家だけでなく、近隣の家の方にも迷惑がかかるため、草取りはこまめに行うことをおすすめします。
借りていない土地には、勝手に入らないようにしてください。
貸主と同じ区画の畑で、そのうちの半分を借りるというケースもあります。
借りていない土地に出入りしていると、もしも「苗が倒れている」「果実が減っている」などの時に疑いをかけられても困ります。
面倒事を起こさないためにも、借りていない土地には勝手に入らないようにしましょう。
貸主の方の農具(耕運機やクワ、スコップなど)が、畑の近辺に置いてあることがあります。
貸してくださる方によっては、「使っても構いませんか?」と聞くと、「好きに使っても良いよ」と言ってくださる方もいます。
勝手に使用するのはNGですから、事前に聞いておくことをおすすめします。
野菜を育てるには水分が必要です。
しかし、水道の水を使用すると、持ち主の方に水道代が請求されてしまうので、許可なしに使用するのはNGです。
貸してくださる方の中には「水道を使っても良い」と言ってくださる方もいるため、畑を借りる際には、前もって確認しておくと良いでしょう。
地方の移住で家庭菜園をはじめたいけど畑が見つからない…
そんな方のために、畑の探し方と借りる際の注意点をご紹介しています。
6つの探し方では、実際に畑探しに成功した自身の体験談も載せています。
畑探しは、意外にも見つかることが多いため、諦めずに探してみてくださいね。
この記事が、これから家庭菜園をはじめたいと考えている方の参考になることを心から願っています。
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畑をはじめる前に土づくりをしますが、何をしたら良いか分からないと、お悩みですね。
畑の土をそのまま使うと、固い土や石によって植物の成長が阻害されたり、栄養不足で収穫量が減少したりします。
そこで野菜を植える前に、土を改良して、植物が育ちやすい環境を整えてる必要があります。
今回は、野菜を植える前にやるべき土づくりの手順について、写真付きで分かりやすく解説します。
野菜を育てるために必要な準備が分かりますので、ぜひ参考にしてください。
栄養が乏しくガチガチに固まった土では、野菜の育ちが悪くなるため、収穫量も減ってしまいます。
一方で、栄養が豊富でふかふかの土に植えると、根の張りが良くなり、収穫量も増えます。
そこでまずは、野菜が育ちやすい土づくりを行うことが重要です。
土づくりの手順は、以下の通りです。
畑の土・作り方の手順
順に詳しく解説していきます。
まずは、畑に生えている雑草を抜きます。
雑草が生えていると、栄養を取られたり、害虫が増える原因になるため、きれいに取り除きましょう。
雑草を抜く際は手で行っても良いのですが、体への負担が大きく、時間もがかかってしまいます。
そこで活用したいのは、雑草を刈り取りやすいクワです。
私は、「手持ち用のカマ」と「刃先の丸い大きいクワ」の2種類の道具を使い分けています。
雑草の生えている面積が広い時は、写真左の刃先の広いクワがおすすめです。
表面をなでるように刈るだけで、それほど大きな力を使わなくとも、楽に草が取れます。
草取りは定期的に行う必要があるため、草刈り用のクワを一つは用意しておくと良いでしょう。
野菜の苗を植える場所を決め、その場所の土を刃先の長いクワで、深さ20~30㎝にほっくり返します。
石が土の中にあると、その石を避けるように植物が育つため、根の成長が阻害されたり、土の中で育つ野菜の形が変形したりします。
石があると、ジャガイモの形が変形したり、大根や人参が割れたりする原因にもなります。
そしてクワが石に当たると、「カツン」や「キーン」といった鈍い音がします。
刃先が入り込まないほど固い何かに当たったら大抵は石なので、取り除くようにしてください。
土をさらに細かくしていきます。
ガチガチに固い土があると、石がそこにあるのと同じように、成長を阻害する原因になるためです。
手で細かくしてもOKですが、かなり時間がかかるのでおすすめしません。
おすすめは、クワの刃の長い面で土を叩いたり、軽く足で踏みながら土を崩すやり方です。
畑を何往復かして、土の固まりが細かくなるまで行いましょう。
「石灰(せっかい)」と呼ばれる、土をアルカリ性に傾ける成分を畑に混ぜます。
日本の畑は酸性雨によって酸性に傾きやすく、多くの野菜は酸性の土壌を嫌います。
石灰を混ぜる量は、植える野菜によって異なるので、あらかじめ確認しておくと安心です。
インターネットで『トマト 育て方』などと検索すると、石灰の量が分かりますので、調べてみてください。
石灰には様々な種類があり、効果が強い成分ほど危険性が高く、苗をすぐに植えられないため、注意が必要です。
【石灰の種類と特徴】
効果 | 種類 | 特徴 |
---|---|---|
強 | 生石灰 | 反応が強く、水に触れると発熱するので、家庭菜園ではおすすめしない。 |
強 | 消石灰 | 生石灰に水を加えて消化したもの。目に入ると失明するなどの危険性が高いため、家庭菜園での使用はおすすめしない。 |
中 | 苦土石灰 | 苦土(マグネシウム)を含む成分。肥料と混ぜるとアンモニアガスが発生するため、撒くタイミングを1週間ほどあける必要がある。 |
弱 | 有機石灰 | 牡蠣殻や貝殻を砕いた成分。効果が穏やかなため、肥料と同時に使うことが可能で、植える直前でも使用できる。 |
弱 | もみ殻くん炭 | もみ殻をいぶして炭化させた成分。効果が穏やかなため、肥料と同時に使えるうえ、植える直前でも使用できる。 |
生石灰(せいせっかい)や、消石灰(しょうせっかい)は、発熱や失明などの危険性があるため、家庭菜園での使用はおすすめしません。
苦土石灰(くどせっかい)は、家庭菜園で使用されることが多いですが、肥料と混ぜるとアンモニアが発生するうえ、撒いた直後は苗を植えられないため、必ず使用方法を確認してください。
私がおすすめする石灰は、撒いた直後でも苗を植えることができ、他の石灰よりも安全性の高い「有機石灰」や「もみ殻くん炭」です。
有機石灰は肥料と同時に使えるため、すぐに野菜を植えたい時にもおすすめです。
この記事の後半では、石灰を混ぜるタイミングについて詳しく解説していますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
肥料(ひりょう)は、野菜の育ちを良くするために必要な栄養成分です。
野菜によって必要とされる量が異なるため、あらかじめ調べておきましょう。
肥料には、栄養素が高い鶏糞も混ぜることをおすすめします。
堆肥(たいひ)は、土壌を改良し、土をふかふかにする役割があります。
固い土にふかふかの堆肥を混ぜることで、空気の層ができるため、水はけがよくなります。
また、酸素が土の中に含まれると、ミミズなどの土を作る主要な生物の活動が活発になるので、良い土へと改良されます。
痩せた土地では、もともとある土だけで野菜を作るよりも、堆肥を混ぜた土の方が、植物の成長が早いです。
「すでに土があるのに土を足すのは面倒…」と考えがちですが、堆肥を入れることで苗がより成長し収穫量が増えるため、混ぜることをおすすめします!
畝(うね)とは、水はけを良くするために、盛り上げた土のことを指します。
刃の長いクワを使い、土を中央に寄せるようにし、一列に盛り上げて作ります。
畝の幅や高さは、植える野菜によって異なるため、調べてから作業に取りかかるとスムーズです。
家庭菜園用の畑をお探しの方は、「シェア畑」で検索するのがおすすめです。
全国の農園から、お住まいの地域に近い畑をネット上で簡単に探すことができます。
関東エリアから西日本まで、幅広い畑を探せますので、これから家庭菜園を始めたい方はぜひご覧ください。
畑の土をつくるために、「石灰(せっかい」「堆肥(たいひ)」「肥料(ひりょう」を混ぜることをご紹介しました。
これらを混ぜるタイミングは、石灰の種類によって決まります。
種類別に混ぜるタイミングを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
基本的に家庭菜園では、消石灰や生石灰は効果が強すぎるために使用しないことが多いです。
先述しましたが、消石灰は使い方によっては失明の危険性もあるため、取り扱いには注意が必要です。
一方で、家庭菜園で苦土石灰を使うケースは多いです。
もしも苦土石灰を使用した場合、肥料と混ぜるとアンモニアガスが発生するので、同時に混ぜるのはNGです。
石灰と肥料のどちらを先に混ぜるかは決まりはありません。
商品の袋に記載されている使用上の注意を参考に、混ぜる期間と順番を決めることをおすすめします。
ポイントまとめ
有機石灰やもみ殻くん炭などは、肥料と一緒に混ぜても問題がないケースが多いです。
また、他の種類では土に混ぜてから一定期間を置かないと野菜を植えられないのですが、有機石灰やもみ殻くん炭などはすぐに植え付けも可能です。
商品の袋に「すぐ植え付けられる!」「肥料と一緒に使える」などの文言が書いてあることが多いので、購入する際には袋の表記を確認してみてください。
ポイントまとめ
▽すぐに植え付けできるおすすめの石灰
畑に野菜を植える前に、植物の成長を促す目的で土を整える必要があります。
土づくりの手順は、以下の通りです。
畑の土をつくる手順
石灰・肥料・堆肥のそれぞれの効果や、土に混ぜるタイミングについても記事内で詳しくご紹介しました。
「畑を借りたけれど、何から始めればいいか分からない…」と悩む方が、この記事を通して解決策が見つかること願っています。
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畑をはじめたいけど、どんな服装をしたらいいの?
農作業って汚れるイメージがあるけど、おしゃれも楽しみたい…!
畑では服が汚れるイメージがありますが、少しでもおしゃれしたい!とも思いますよね。
そこで、畑が大好きな20代である筆者が、若い目線で畑のおしゃれな服装をご紹介します。
これまでに買って良かったと思える日焼け対策のアイテムも載せています。
これから畑をはじめてみたい女性の方は、ぜひ参考にしてください。
まずは、農作業をするときにおすすめの服装からご紹介します。
【農作業におすすめの服装】
これまで色々な農作業服を購入してきましたが、すぐに穴が開いたり、長持ちしなかったりと失敗を繰り返してきました。
そこで、私が実際に使って良かった!と思える農作業服を1つ1つご紹介していきます。
靴は撥水性の高い長靴がおすすめです。
私は、気候や作業時間によって長靴を使い分けているのでご紹介します。
右から順に、
天気や気温によって長靴を変えることで、コンディションが整い、畑作業がスムーズに行えると感じています。
暑い日には足が蒸れますし、寒い日には足先が凍ってしまいそうなほど寒いので、ぜひ調節できる長靴を用意されてみてください。
手袋には、農作業用の内側がゴム製、外側が通気性の良いメッシュ生地のものがおすすめです。
長く使っていると1年に1回のペースで穴が開くので、そのたびにAmazonでこちらを購入しています。
また、草取りのように摩擦が強い作業には、なるべく「厚手のゴム手袋」を使うようにしています。
>>厚手のゴム手袋
他にも色々な手袋があるため、どの手袋を使うべきま迷いますよね。
そこで、これまでの経験をもとにメリット・デメリットを一覧にまとめて見ました。
種類 | 評価 | デメリット | メリット |
---|---|---|---|
ゴム&メッシュ生地 | ◎ | 種類が少ない・コストがかかる | 通気性が良いので蒸れにくい・細かい作業ができる・薄手なのに丈夫・滑りにくい・洗える |
ゴム手袋(厚手) | 〇 | 蒸れやすい | 破れにくい・草取りや水仕事に使いやすい・寒い時期でも暖かい |
軍手 | △ | 雨に弱い・汚れが付きやすい | コストが安い |
使い捨てのゴム手袋 | △ | 破れやすいので何枚も必要・蒸れやすい | 使い捨てなので清潔 |
素手 | △ | 爪が汚れる・怪我しやすい | コストがかからない・細かい作業ができる |
素手で土を触ると、爪が汚れるうえに、手も荒れやすいです。
軍手は、クワやスコップを持つ時は良いですが、雨上がりの土を触るとすぐに汚れるのでおすすめしません。
そのため、先ほどご紹介した「ゴム&メッシュ生地」の手袋が最も使いやすいと感じています。
普通の使い捨てマスクでもOKですが、通気性が悪いので、作業している間に暑苦しくなります。
また、UVカットの効果がないマスクだと、日に焼けてしまうので注意が必要です。
そこで私が使用しているのは、アウトドア用に作られた通気性とUVカット効果が高いこちらのマスクです。
顔回りと首元がしっかりガードされているので、このマスクにしてから日焼けが軽減されました!
おしゃれなデザインなので、車の運転時などの普段にも使っています。
農作業では汗をかきますが、洗える素材であるのも、使いやすいポイントです。
>>UVカットマスク
色々な畑用の帽子を買ってきましたが、一番使いやすいと感じているのは、ツバが広めの帽子です。
中でも気に入っているのが、UVカットを遮断してくれる日焼け対策のある、こちらの帽子です。
1日畑をすると帽子に汗と土が染み込み汚れてしまうのですが、布地なので気軽に洗濯ができるのも嬉しい点です。
風が強い時には、自分でゴムを付けて飛ばないようにしています。
ちなみに洗濯ができてUVカットがされていれば、どんな帽子でも良いと思っています。
長袖と長ズボンはサロペットがおすすめです。
機能性に優れているだけでなく、価格が安く、デザインもとってもおしゃれです。
私が愛用している畑用のサロペットは、かれこれ5年以上使っています(笑)
耐久性も高いため、畑仕事でも安心して使用できるのがメリットです。
長袖・長ズボンは、畑の環境によって選ぶのがポイントです!
たとえば、虫が多い場所では厚手のズボン、虫が少なく暑い日には通気性重視のズボン(レギンスなど)を選んでいます。
以前、やぶ蚊が多い竹林に囲まれた畑を借りていたのですが、やぶ蚊は布を平気で突き抜けて刺してくるので注意が必要です。
その時身に着けていた、薄手の長袖やレギンス、靴下の下の肌は、ほとんど蚊に刺されていました…!
(後日、厚手の生地の服を着て行ったら、無傷で帰宅することができました!)
虫や暑さなど畑によって環境が異なりますので、ズボンはその土地に合わせて選択することをおすすめします。
これまで服装についてご紹介してきましたが、選ぶ際に気を付けたいことを3つ取り上げます。
まず1つは、虫刺され対策です。肌の露出が広いと、アブや蚊、蜂などの虫に刺される危険性が高まります。
時には蚊に顔や耳を刺されることもありましたので、虫の多い環境では十分に注意してください。
2つ目は、日焼け対策です。長時間屋外で作業をするため、帽子や日焼け止めなどの日焼け対策もしっかり行っておきましょう。
最後は、汚れ対策です。服は汚れるため、洗える生地のものや、汚れが目立たないカラーの服を選ぶことをおすすめします。
また、洋服だけでなく、土などで顔が汚れたり、汚れた空気を吸って喉を痛めるケースもあるので、マスクは必須です。
農作業をする際に、服装以外で用意をしておきたいアイテムはこちらです。
【農作業で持っておきたいアイテム】
畑がある土地は、市街地から離れた場所が多いため、近くに自動販売機がないことがあります。
そのため、いつでも水分補給ができるように、飲み水は用意しておきましょう。
ショルダーバックは、貴重品を入れに役立つので持っておくことをおすすめします。
また、農作業をしていると、時間が分かりづらいです。
作業に夢中になってあっという間に時間が過ぎてしまうことがあるため、時間が分かる携帯や時計を身に着けておくと良いでしょう。
最後に、何年も畑づくりを経験して、個人的に「買って良かった!」と思う日焼け対策アイテムをまとめました。
大切なお肌を守るためにも、日焼け対策のアイテムをぜひ活用されてみてくださいね。
畑仕事では汗をとにかくかくので、せっかく塗った日焼け止めも、数時間すれば落ちやすいです。
そこでウォータープルーフならば、汗をかいても落ちにくい特徴があるため、農作業をする場合にぴったりです。
ちなみに私は、顔だけでなく、腕・首・足首などの露出しやすい場所にもしっかり塗るようにしています。
資生堂のスプレータイプの日焼け止めは、さらっとしていて手で塗る必要がないため、暑い季節でも気持ちよく使用できるのが個人的におすすめです。
1日中外で作業をするため、ツバの広い帽子は欠かせません。
帽子を選ぶときは、首の後ろや耳のあたり、横顔などがしっかりガードされるかを確認してみてください。
ツバが広いことで、日焼けを防ぐだけでなく、暑さもしのげるというメリットも得られます。
紫外線をカットしてくれて、顔や首まわりをしっかりガードするアウトドア用のマスクがあります。
使い心地は、薄い生地で風通しが良いです。このマスクを着けてから、日焼けが軽減されたのが嬉しかったです。
また、農作業では汗をかきますが、洗える素材なので、使い捨てのマスクよりもコスパが良いと感じています。
デザインはおしゃれなので普段使いもできますし、カラーも様々あるため、ぜひあなたに合ったUVカットマスクを探してみてくださいね。
薄着で作業したい時に、腕カバーがあると日焼けを少しでも防いでくれます。
腕まわりの汚れをカバーしてくれるので、一石二鳥です。
一般的に売られている腕カバーには、長さ・厚さが異なる様々な種類があります。
ちなみに私が使用している腕カバーは、長め(36㎝前後)で薄手生地のものを使用しており、ゴムの締め付けは緩めに調節をしています。
すでにご紹介していますが、手首まで隠れる手袋は、手の日焼けを軽減できるのでおすすめです。
私はよく手袋をするのが面倒で、素手で草取りをすることがあります。
しかし、だんだんに手にシミが増えるようになったので、日焼けを気にする方には素手はおすすめしません..
たとえUVカットでなくても、素手で作業をするよりは、手袋をした方が日焼けは十分に防げます。
農作業をした日は、必ずと言っていいほど、美容液たっぷりのパックで肌を労わります。
日焼けにより、肌はかなりダメージを受けているため、栄養の補給は欠かせません。
日焼けに特化したマフェイスマスクは、美容成分が豊富でスキンケア作用が高いのが特徴です。
スキンケアをせずに放置すると、シミやシワの原因にもなるため、農作業をしたらその日のうちにケアしましょう。
はじめて農作業服をインターネットで探した時、つなぎのような実用性重視な服ばかりで、お世辞にもおしゃれとは言えない印象を持ちました。
また、女性向けの農作業服の種類が少ないため、何を着たらいいのが全く想像がつきませんでした。
どりあえず、日焼け・虫刺され対策ができる服装をそろえて畑をしていましたが、内心「やっぱりおしゃれを楽しみたい!」という願望がありました。
そこで、自分なりにAmazonや楽天などのインターネットショッピングで、気になる帽子・手袋・服を買いそろえ、今に至ります。
この記事では、そんな私が失敗を経験して学んだ、女性におすすめのおしゃれな畑の作業服をご紹介しています。
実用性も重視して選んでいますので、これから畑をはじめたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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