家庭菜園をはじめたいけれど、畑の借り方借り方に悩みますよね。
引っ越しや移住をした方は尚のこと、新しい土地で畑を探すのは一苦労かと思います。
実は、畑の借り方を知っていれば、時間をかけずにスムーズに畑を探すことが可能です。
そこで今回は、これまで4度も畑を探すことに成功した筆者の経験をもとに、畑の借り方をご紹介します。
畑を借りる際の注意点も解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ここで見つかる!畑を借りる場所を探す6つの方法
畑を借りるには、借り方を知っておくとスムーズです。
実際に畑を借りた経験をもとに、おすすめの借り方をご紹介します。
【畑を借りる方法6つ】
- 『シェア畑』を利用する
- 地元の人に相談する
- 畑が好きな方に相談する
- お年寄りの方に聞いてみる
- 使っていない土地の所有者に直接交渉してみる
- 市が管理する『市民農園』を確認する
それでは、順に詳しくご紹介します。
方法1.『シェア畑』を利用する
無農薬野菜を作りたい方向けに、畑のレンタルスペースを提供している「シェア畑」というサービスがあります。
(参考:シェア畑)
約70もの農園から畑を探すことができ東京・神奈川・千葉・埼玉の地域で家庭菜園が見つかりやすいのが特徴です。
農作業にはクワやスコップ、水道の整備など準備することが多いですが、
シェア畑なら農作業に必要な道具は自由に借りれるメリットがあります。
また、畑のプロのアドバイザーによる手厚いバックアップも受けられるので、農業経験のない方でも畑を借りやすいのがメリットです。
方法2.地元の人に相談する
実際に田舎や地方では、高齢化などの理由から使われていない畑が多くあります。
畑は雑草の手入れなどの管理に手間がかかるため、「放置するよりも使ってもらった方が助かる」という方が多くいらっしゃいます。

実際に私も、地元の友人に相談をして、貸してくれる方を紹介してもらえました。知り合いを通して紹介してもらえるので、お互いに安心感や多少の信頼関係を持って貸し借りができるのが良かったです。
地元の人であれば、地域の強いつながりを持っているため、親戚や知り合いを通して紹介してくれるケースがあります。
方法3.畑が好きな人に相談する
畑が好きな方は、畑が好きな人通しで情報交換をしているため、地域周辺の畑に関する詳しい情報を持っていることが多いです。
そのため、畑が好きな方に相談すると、畑を紹介してもらえる可能性が高まります。

以前、畑の面積を増やしたく、市民農園で仲良くなった知り合いに「余っている畑があれば教えてほしい」と相談したことがありました。すると、「心当たりがあるので持ち主に聞いてみるね」と言ってくれ、翌日には交渉成立しました。
畑が好きな方は、地元の畑の情報を持っている可能性が高いので、ダメもとでも相談する価値はあると言えるでしょう。
方法4.地元に長く住むお年寄りに聞いてみる
畑探しを手伝ってもらうには、若い方よりもお年寄りに尋ねた方が見つかる可能性が高いと実感しています。
この理由は、お年寄りの方は「畑を持っていても、体力がないために畑ができない」という理由で、土地だけが余っているケースがあるからです。
また、広い土地を所有している方ほど管理する面積が広くなるため「大変だから誰かに管理して欲しい…」と感じているお年寄りの方もいます。

今は畑を使っていない顔見知りのおばあちゃんに、思い切って畑の相談をしてみました。
雑草の管理をすることを条件に、畑をお借りすることができました!
野菜の収穫時期には、気持ちばかりですが野菜のお裾分けもしています。
お年寄りの方にとっても、話し相手が増えることは嬉しいことかと思います。
お互いにメリットが増えるように、借りる条件を伝えてみるのも一つの手段です。
方法5.使っていない土地の所有者に直接交渉してみる
難易度は高いですが、使っていない土地の所有者に直接交渉する方法もあります。
しかし、お互いに面識がない場合は不信感を持ってしまい交渉が成立しない可能性もあるので、注意が必要です。
また、無理にお願いをすると、移住先の生活に支障が出ることも考えられるため、慎重に行動したいところです。
今後の事も考えると、顔見知りの人に直接交渉するか、知人を通して紹介してもらう方法をおすすめします。
方法6.市が管理する『市民農園』を確認する
県や市が管理している「市民農園」をご存じですか?
有料になりますが、県や市が管理する農園を借りることができ、別名『お楽しみ農園』や『貸し農園』とも呼ばれます。
【貸し農園の一例│草津市】
(参考│草津市公式サイト)
年間3,000円~6,000円前後と、とても安く借りられることが多く、市が管理しているので借主との間におけるトラブルが少ないのがメリットです。
市民農園を行っていない地域もあるため、念のためホームページで「市民農園 〇〇市」と検索しておくことをおすすめします。
これだけは気を付けたい!畑を借りる時の注意点5つ
畑を借りる際に気を付けたいことをご紹介します。
【畑を借りる時の注意点5つ】
- 借りる費用を明確にする
- 借りた土地の草取りを定期的にする
- 借りていない土地には勝手に入らない
- 貸主の農具(農作業の道具)は許可を得てから使う
- 水の使用は許可を得てから
それでは、1つ1つ見ていきましょう。
注意1.借りる費用を明確にする
畑を借りる費用は、貸してくださる方によって異なります。
年間いくらと言われる方もいれば、タダで使っていいよという方もいます。
畑を借りる前に確認しておかないと、トラブルになるので注意が必要です。
無料で貸してくださる方には、気持ちばかりですが、育てた野菜をお裾分けしています。
一人暮らしのお年寄りの方であれば、育てた野菜を使って料理したものを贈ると、とても喜ばれるのでおすすめです。
注意2.借りた土地の草取りを定期的にする
借りた土地の雑草は定期的に除去しましょう。
雑草が増えると、害虫も増える原因となるためです。
貸主の家だけでなく、近隣の家の方にも迷惑がかかるため、草取りはこまめに行うことをおすすめします。
注意3.借りていない土地には勝手に入らない
借りていない土地には、勝手に入らないようにしてください。
貸主と同じ区画の畑で、そのうちの半分を借りるというケースもあります。
借りていない土地に出入りしていると、もしも「苗が倒れている」「果実が減っている」などの時に疑いをかけられても困ります。
面倒事を起こさないためにも、借りていない土地には勝手に入らないようにしましょう。
注意4.貸主の農具(農作業の道具)は許可を得てから使う
貸主の方の農具(耕運機やクワ、スコップなど)が、畑の近辺に置いてあることがあります。
貸してくださる方によっては、「使っても構いませんか?」と聞くと、「好きに使っても良いよ」と言ってくださる方もいます。
勝手に使用するのはNGですから、事前に聞いておくことをおすすめします。
注意5.水の使用は許可を得てから
野菜を育てるには水分が必要です。
しかし、水道の水を使用すると、持ち主の方に水道代が請求されてしまうので、許可なしに使用するのはNGです。
貸してくださる方の中には「水道を使っても良い」と言ってくださる方もいるため、畑を借りる際には、前もって確認しておくと良いでしょう。
まとめ
地方の移住で家庭菜園をはじめたいけど畑が見つからない…
そんな方のために、畑の探し方と借りる際の注意点をご紹介しています。
6つの探し方では、実際に畑探しに成功した自身の体験談も載せています。
畑探しは、意外にも見つかることが多いため、諦めずに探してみてくださいね。
この記事が、これから家庭菜園をはじめたいと考えている方の参考になることを心から願っています。
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