フランス語で家族を紹介するフレーズや単語を知っておくと、初対面での会話に役立ちます。
この記事では、父・母・兄・妹などの身近な家族から、甥・姪・叔母・叔父といった幅広い家族にまつわる単語を載せています。
実際に使える簡単なフレーズもご紹介していますので、ぜひ自己紹介の機会があれば使ってみてくださいね。
日本語 | フランス語 | 発音 |
---|---|---|
娘 | la fille | ラ フィーユ |
息子 | le fils | ル フィス |
妹,姉,姉妹 | la sœur | ラ スール |
弟,兄,兄弟 | le frère | ル フレール |
母 | la mère | ラ メール |
父 | le père | ル ペール |
おばあさん | la grand-mère | ラ グラン メール |
おじいさん | le grand-père | ル グラン ペール |
叔母(おば) | la tante | ラ タント |
叔父(おじ) | l’oncle | ロォーンクル |
妻 | une femme | ユヌ ファム |
夫 | un mari | アン マリ |
姪(めい) | une nièce | ユヌ ニエス |
甥(おい) | un neveu | アン ヌヴー |
私の家族 | ma famille | マ ファミーユ |
発音はPETIT ROYALのカナ表記を参考にしていますが、実際のネイティブの発音とは異なる部分があります。あくまでも参考程度に留めていただけたらと思います。
ここからは、実際にフランス語で家族を紹介するフレーズをご紹介します。
簡単で覚えやすく、役立つ表現ですので、ぜひ使ってみてくださいね。
C’est(セ)~.
これ(それ・あれ)は~です。
※「C’est~.」を英語に当てはめると、Ce(This)+ est(is)= C’est(This is)です。
具体例を見ていきましょう。
C’est mon mari.
⇒彼は私の夫です。
C’est mon oncle.
⇒彼は私の叔父です。
C’est ma femme.
⇒彼女は私の妻です。
C’est ma nièce.
⇒彼女は私の姪です。
※C’est~という表現は、モノや事にも使えます!
C’est quoi?(セ クワ)
⇒これ何?
C’est joli!(セ ジョリ)
⇒(これ)きれい!
「C’est~」は、活用できるシーンが幅広いので覚えておくと、とても役立ちます。
フランス語は主語によって動詞の活用が変化します。
そのためC’estの「est」とは、フランス語の動詞「être(エートル)」の三人称単数の活用になります。
êtreの直説法現在の活用
私は~です | Je suis |
あなたは~です | Tu es |
彼は~です | Il est |
彼女は~です | Elle est |
私たちは~です | Nous sommes |
あなた達は~です | Vous êtes |
彼らは~です | ils sont |
彼女らは~です | elle sont |
家族にまつわる単語を見て、このような疑問を抱きませんでしたか?
気になる疑問点3つ
実際に私が悩み、疑問に感じたことでもありました。
そこで次に、これらの疑問を分かりやすく解説していますので、同じ悩みを持つ方が解決していただけると嬉しいです。
単語の前に必ずついてくる「le(ル)」「la(ラ)」「un(アン)」「une(ユヌ)」という単語。
これらを簡単に解説すると、以下の違いがあります。
これだけではざっくりとした説明で分かりにくいので、さらに詳しく説明していきます。
「le」「la」は、英語の「the」と同じく、人やものが明らかになっている名詞に用いる定冠詞です。
たとえば、以下の通りです。
「la fille」⇒「(その)娘」
「le fils」⇒「(その)息子」
ただし、名詞の性や数によって形が変化するので確認しておきましょう。
名詞 | 単数 | 複数 |
---|---|---|
男性 | le(ル) | les(レ) |
女性 | la(ラ) |
le,la,lesを使った文章もご紹介します。
J’aime le chocolat.(私はこのチョコレートが好きです)
J’aime la voiture.(私はこの車が好きです)
J’aime les chiens.(私は犬が好きです)
一方で、「un」「une」は冠詞で、英語の「a」と同じく「ある・1つの・1人の」を意味します。
具体的には、以下の通りです。
「un mari」⇒「(ひとりの)夫」
「une femme」⇒「(ひとりの)妻」
なお、先程ご紹介したle,la,lesと同様に、名詞の性・数によって変化する点に注意が必要です。
名詞 | 単数 | 複数 |
---|---|---|
男性 | un(アン) | des(デ) |
女性 | une(ユヌ) |
あわせて例文も確認しておきましょう。
C’est un citron.(これは(ある1つの)レモンです)
C’est une pomme.(これは(ある1つの)りんごです)
Ce sont des ananas.(これは(ある複数の)パイナップルです)
兄・弟・妹・姉は、以下の単語で表します。
兄 | le grand frère |
弟 | le petit frère |
姉 | la grande sœur |
妹 | la petite sœur |
単語の性が女性であれば、形容詞grand/petitの後ろに「e」が付きます。
ちなみに、フランスの家族はお互いに名前で呼び合うため、「お兄ちゃん」「お姉さん」といった名前はほとんど聞きません。
ただ、本では見かけることがあるので、覚えておくと役立ちます。
フランス語の「la grand-mère」は「おばあさん」という女性の意味。
でも、grandの女性形は「grande」なので、語尾に「e」が入るはず…。なぜ男性形なんだろう?
気になったので調べてみました。
すると、仏和辞典の「PETIT ROYAL」では、下記の通り説明がありました。
grandは古仏語で男女同形だったため、古い時代に形成されたgrand-mèreなどは当時のままの形(現用語の男性形)が用いられる
つまり、昔は男性・女性という形がなく、男性形をそのまま用いていたということのようです。
フランス語って、名詞の性や数によって動詞・冠詞・定冠詞など変わるので、覚えることがいっぱいです。
今回は疑問点をなるべく解消できるよう、コラムを設けて解説をしてみました。
少しでも同じ悩みを持っている方が、疑問を解決できれば嬉しいです。
]]>Ciao!イタリア語を独学するamiです。
今回は「家族」をテーマに、イタリア語で身近な人を表す言葉をご紹介していきます。
家族にまつわるフレーズを知っておくと、友達に家族を紹介できたり、ホームステイ先での家族紹介を聞き取れたりと、とても役に立ちます。
単語の豆知識や文法もご紹介していますので、疑問を残さずにスッと理解できるよう工夫しています。
ぜひ単語やフレーズを覚えてみてくださいね。
まずは、家族を表すイタリア語をご紹介します。
日本語 | イタリア語 | 発音 |
---|---|---|
娘 | la figlia | ラ フィッリィャ |
息子 | il figlio | イル フィッリィョ |
妹,姉,姉妹 | la sorella | ラ ソレ-ラ |
弟,兄,兄弟 | il fratello | イル フラテ-ロ |
母 | la madre | ラ マードレ |
父 | il padre | イル パードレ |
おばあさん | ila nonna | ラ ノンナ |
おじいさん | il nonno | イル ノンノ |
叔母(おば) | la zia | ラ ツィーア |
叔父(おじ) | lo zio | ロ ツィーオ |
妻 | una moglie | ウナ モッリェ |
夫 | un marito | ウン マリート |
姪(めい) | une nipote | ウナ ニポーテ |
甥(おい) | un nipote | ウン ニポーテ |
いとこ | un cugino | ウン クジーノ |
両親 | dei genitori | デイ ジェニトーリ |
子どもたち | dei bambini | デイ バンビーニ |
家族 | una famiglia | ウナ ファミッリィャ |
花嫁 | una sposa | ウナ スポーザ |
花婿 | un sposo | ウン スポーゾ |
実際に自分で聞いた発音を記入しているため、誤りがあるかもしれませんので、カタカナ発音は参考程度に留めていただけたらと思います。できればネイティブの発音をご紹介できればベストなのですが…!
文頭以外に「gli」と出てきたら、発音は「グリィ」ではなく「リィ」に近い発音なので注意してください。
例えば、先程ご紹介したこちらの単語です。
発音記号は、小文字の「y」を逆さまにした[ʎ]と記載します。
※ただし、文頭に来る「Gli」はそのまま「グリ」と発音します。
実はイタリアでは、下の名前で呼び合うのが一般的なため、「お兄さん」「お姉さん」といった、上下関係を伴う呼び方をしないそうです。
そのため、年の差を区別する呼び方はありますが、あまり使われる頻度が少ないとのこと。
兄・弟・姉・妹の単語は、年上の場合に「maggiore(マッジョーレ)」を、年下の場合に「minore(ミノーレ)」を単語の後に付けるだけ。
兄 | il fratello maggiore |
弟 | il fratello minore |
姉 | la sorella maggiore |
妹 | la sorella minore |
maggioreは、「grande(大きい)」の比較級で、「~より大きい」「年上の」の意味を持つ形容詞。
ちなみに、単語の前にLagoを付けると、イタリアとスイスにまたがる「マッジョ―レ湖」の固有名詞「Lago Maggiore」になります。
minoreは、「piccolo(小さい)」の比較級で、「~より小さい」「年下の」という形容詞。名詞では、「未成年者」という意味も含みます。
どちらも同じつづりで名詞としても用いられます。
ここでは、家族を紹介するための2つのフレーズを覚えましょう。
初対面の人に自分の家族を紹介するときは、こちらのフレーズが便利です。
Questo è mio (クエスト エ ミオ)+男性名詞.
⇒彼は私の~です。
Questa è mia (クエスタ エ ミア)+女性名詞.
⇒彼女は私の~です。
Questo(クエスト)/Questa(クエスタ)は、「これ・この人」を表す「指示代名詞」です。
mio(ミオ)/mia(ミア)は、「私の」を指す「所有形容詞」です。
名詞の性・数によって、単語の語尾が変化している点に注意しましょう。
「è」は、英語で言うBe動詞(~である)の意味です。
こちらの動詞が気になる方は記事後半で解説している『>>「è」って何の意味?』をご覧ください。
それでは、初めにご紹介した家族の単語を当てはめて、例文を作成していきましょう。
Questo è mio padre
⇒彼は私の父です。
Questo è mio zio
⇒彼私ので叔父す。
Questo è mio nipote
⇒彼は私の甥です。
Questo è mio fratello.
⇒彼は私の兄弟です。
Questa è mia madre
⇒彼女は私の母です。
Questa è mia zia
⇒彼女は私の叔母です。
Questa è mia nipote
⇒彼女は私の姪です。
Questa è mia sorella.
⇒彼女は私の姉妹です。
「nipote」は姪も甥も同じ単語のつづりです。単語にかかる指示代名詞や形容詞によって、性別を区別します。
イタリア語は、フランス語やスペイン語と同様、主語によって動詞が変化する言語です。
イタリア語の動詞「Essere」は、英語でいうBe動詞。
頻繁に使う単語なので、覚えておくと便利な単語です。
動詞「Essere」の現在形の活用
日本語 | イタリア語 | 読み方 |
---|---|---|
私は~です | Io sono | イオ ソーノ |
あなたは~です | Tu sei | トゥ セイ |
彼は~です | Lui è | ルイ エ |
彼女は~です | Lei è | レイ エ |
私たちは~です | Noi siamo | ノォィ シアーモ |
あなた達は~です | Voi siete | ヴォィ シエーテ |
彼らは~です | Loro sono | ローロ ソーノ |
なるべくカタカナは読まず、単語を読んでスッと頭に入るよう、何度も繰り返して覚えましょう。
そして、これで先程の謎が解けましたね!
「Questo è mio padre」の「è」は、三人称単数の「彼は・彼女は~です」の動詞でした!
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イタリア語の会話が上達する
フランス語を一度学んだことがあると、「イタリア語がフランス語に似ている」という感覚を何度も体感します。
今では、イタリア語学習は「フランス語のあの文法かな~?」「この単語どこかで聞いたことがあるな~?」となぞ解きをしている感覚が大好きです。
今後も、すぐに使えるフレーズだけでなく、自分がつまずいたり、悩んだりした部分を文章化してまとめていきたいと思っています。
同じ悩みで困っている方が、ぜひこの記事で解決の糸口が見つかることを願っています。
それでは、A presto(またね)!
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