フランス語で家族を紹介しよう!兄弟・姉妹などの15の呼び方と文章例

フランス語で家族を紹介しよう!兄弟・姉妹などの15の呼び方と文章例

フランス語で家族を紹介するフレーズや単語を知っておくと、初対面での会話に役立ちます。

この記事では、父・母・兄・妹などの身近な家族から、甥・姪・叔母・叔父といった幅広い家族にまつわる単語を載せています。

実際に使える簡単なフレーズもご紹介していますので、ぜひ自己紹介の機会があれば使ってみてくださいね。

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フランス語で家族を表す15の単語と豆知識

日本語フランス語発音
la filleラ フィーユ
息子le filsル フィス
妹,姉,姉妹la sœurラ スール
弟,兄,兄弟le frèreル フレール
la mèreラ メール
le pèreル ペール
おばあさんla grand-mèreラ グラン メール
おじいさんle grand-pèreル グラン ペール
叔母(おば)la tanteラ タント
叔父(おじ)l’oncleロォーンクル
une femmeユヌ ファム
un mariアン マリ
姪(めい)une nièceユヌ ニエス
甥(おい)un neveuアン ヌヴー
私の家族ma familleマ ファミーユ

発音はPETIT ROYALのカナ表記を参考にしていますが、実際のネイティブの発音とは異なる部分があります。あくまでも参考程度に留めていただけたらと思います。

フランス語で家族を紹介しよう!役立つフレーズまとめ

フランス語 家族の紹介方法

ここからは、実際にフランス語で家族を紹介するフレーズをご紹介します。

簡単で覚えやすく、役立つ表現ですので、ぜひ使ってみてくださいね。

家族を紹介するフレーズ「C’est~」

C’est(セ)~.

これ(それ・あれ)は~です。

※「C’est~.」を英語に当てはめると、Ce(This)+ est(is)= C’est(This is)です。

具体例を見ていきましょう。

C’est mon mari.

⇒彼は私の夫です。

C’est mon oncle.

⇒彼は私の叔父です。

C’est ma femme.

⇒彼女は私の妻です。

C’est ma nièce.

⇒彼女は私の姪です。

※C’est~という表現は、モノや事にも使えます!

C’est quoi?(セ クワ)

⇒これ何?

C’est joli!(セ ジョリ)

⇒(これ)きれい!

「C’est~」は、活用できるシーンが幅広いので覚えておくと、とても役立ちます。

フランス語の動詞に注意!

フランス語は主語によって動詞の活用が変化します

そのためC’estの「est」とは、フランス語の動詞「être(エートル)」の三人称単数の活用になります。

êtreの直説法現在の活用

私は~ですJe suis
あなたは~ですTu es
彼は~ですIl est
彼女は~ですElle est
私たちは~ですNous sommes
あなた達は~ですVous êtes
彼らは~ですils sont
彼女らは~ですelle sont

知っておきたい!フランス語の単語にまつわる気になる疑問Q&A

家族にまつわる単語を見て、このような疑問を抱きませんでしたか?

気になる疑問点3つ

実際に私が悩み、疑問に感じたことでもありました。

そこで次に、これらの疑問を分かりやすく解説していますので、同じ悩みを持つ方が解決していただけると嬉しいです。

Q1.「le」「la」「un」「une」って何?

フランス語 家族の紹介方法

単語の前に必ずついてくる「le(ル)」「la(ラ)」「un(アン)」「une(ユヌ)」という単語。

これらを簡単に解説すると、以下の違いがあります。

  • le/la:一度会話の中で話されていたり、すでに認識できる名詞に付く
  • un/une:会話の中で新しく出てくる名詞に付く

これだけではざっくりとした説明で分かりにくいので、さらに詳しく説明していきます。

「le」「la」とは?

「le」「la」は、英語の「the」と同じく、人やものが明らかになっている名詞に用いる定冠詞です。

たとえば、以下の通りです。

「la fille」⇒「(その)娘」

「le fils」⇒「(その)息子」

ただし、名詞の性や数によって形が変化するので確認しておきましょう。

名詞単数複数
男性le(ル)les(レ)
女性la(ラ)

le,la,lesを使った文章もご紹介します。

J’aime le chocolat.(私はこのチョコレートが好きです)

J’aime la voiture.(私はこの車が好きです)

J’aime les chiens.(私は犬が好きです)

「un」「une」とは?

一方で、「un」「une」は冠詞で、英語の「a」と同じく「ある・1つの・1人の」を意味します。

具体的には、以下の通りです。

「un mari」⇒「(ひとりの)夫」

「une femme」⇒「(ひとりの)妻」

なお、先程ご紹介したle,la,lesと同様に、名詞の性・数によって変化する点に注意が必要です。

名詞単数複数
男性un(アン)des(デ)
女性une(ユヌ)

あわせて例文も確認しておきましょう。

C’est un citron.(これは(ある1つの)レモンです)

C’est une pomme.(これは(ある1つの)りんごです)

Ce sont des ananas.(これは(ある複数の)パイナップルです)

Q2.フランス語で「兄・弟・姉・妹」は何と言う?

フランス語 家族の紹介方法

兄・弟・妹・姉は、以下の単語で表します。

le grand frère
le petit frère
la grande sœur
la petite sœur
  • 兄・姉:単語の前に「grand(グラン)/grande(グラーンド)」を付ける
  • 弟・妹:単語の前に「petit(プティ)/petite(プティット)」を付ける

単語の性が女性であれば、形容詞grand/petitの後ろに「e」が付きます。

ちなみに、フランスの家族はお互いに名前で呼び合うため、「お兄ちゃん」「お姉さん」といった名前はほとんど聞きません。

ただ、本では見かけることがあるので、覚えておくと役立ちます。

Q3.「la grand-mère」の「grand」はなぜ男性形なの?

フランス語 家族の紹介方法

フランス語の「la grand-mère」は「おばあさん」という女性の意味。

でも、grandの女性形は「grande」なので、語尾に「e」が入るはず…。なぜ男性形なんだろう?

気になったので調べてみました。

すると、仏和辞典の「PETIT ROYAL」では、下記の通り説明がありました。

grandは古仏語で男女同形だったため、古い時代に形成されたgrand-mèreなどは当時のままの形(現用語の男性形)が用いられる

つまり、昔は男性・女性という形がなく、男性形をそのまま用いていたということのようです。

まとめ

フランス語って、名詞の性や数によって動詞・冠詞・定冠詞など変わるので、覚えることがいっぱいです。

今回は疑問点をなるべく解消できるよう、コラムを設けて解説をしてみました。

少しでも同じ悩みを持っている方が、疑問を解決できれば嬉しいです。

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