先日、子宮頸部の円錐切除術を受けてきました。
私の体験をもとに、支払った費用をすべて公開します。
これから円錐切除術を受ける方は、「実際どれだけお金がかかるの?」と気になる方も多いはずです。
この記事では、手術費だけでなく、入院費や診察費まで細かく解説しています。
円錐切除術にかかるリアルな金額が分かりますので、ぜひ参考にしてください。
子宮頸がん検診あり
実際に手術を受けた私の経験をもとに、支払った金額をご紹介していきます。
まず、円錐切除術に関連して病院に支払った総額はこちら。
総額:97,532円
思ったより、お金がかかりました…。高額の理由をこれから解説していきます。
まず、こちらの金額には、手術費以外も含まれています。
たとえば、手術前に検査を受けた費用や、手術後の診察代などです。
総額をの内訳をくわしく見ると、こちらの通り。
【総額の内訳】
全てあわせて、97,532円でした。
次の章からは、それぞれの費用の内訳について、深掘りしてご紹介します。
こちらは、2泊3日で入院し、円錐切除術を受けた金額です。
円錐切除術費+2泊3日入院費:70,432円
円錐切除術にかかる平均的な費用は、4万~5万円と言われています。
病院によっては、日帰り入院といった短い日数で受けられる所もあり、入院日数が短いほど、費用は安いです。
私の通っていた病院では、1泊2日を勧めていましたが、出血が不安でしたので2泊3日に日数を伸ばしてもらいました。
そのため、入院日数が長いぶん、円錐切除術にかかる平均よりも高い金額でした。
円錐切除術を受ける前に、健康に異常がないかどうかを調べる身体検査を行いました。
その時にかかった費用が、こちらです。
円錐切除術前の検査費:5,890円
当たり前ですが、いつもの診察よりお金がかかるんですね…
こちらの検査では、血液検査・肺機能の検査・心電図・レントゲンを受けました。
ちなみに、手術日の1週間まえに検査を受けており、検査結果はその日のうちに出ました。
検査で異常がないこと確認したうえで、手術の日程を決めたり、説明を受けたりしました。
手術を受けた後も、出費はあります。
手術後の傷口の経過を確認するために、1週間おきに病院へ通い、診察を受けました。
その時の金額がこちら。
円錐切除術後の診察料(2回分):640円
1回あたりの診察料は、320円でした。
私の場合、出血が長引いていたため、2回とも診察では止血の処置を受けました。
診察費だけを見ると、他と比べてとても安く感じます。
私の場合、なんと多量の出血を3度も経験しました…。
そのため、予約をしていない「時間外の受診料」の費用が3回分もかかっています。
金額をあわせると、こちらの通り。
出血による時間外の
受診料(3回分):20,570円
こちらは本来であれば、支払う予定のない費用でした…
なぜ、これほど高額になってしまったのかと言うと、原因はこちら。
1.夜間に診療を受けたから
2.入院をしたから
もし診察する日が、平日で昼間の時間帯であれば数百円で済みました。
さらに入院もしてしまったので、大きな出費となりました。
3回分の時間外診察料について、さらに詳しく見ていきましょう。
1回目に大出血をして診察したのは、夜間の時間帯でした。
この日は、出血量が多く、帰宅するのは危険だと判断されたため、入院(1泊2日)したので高額になっています。
入院すると精神的には安心ですが、お金がかかるというデメリットもあります。
ただ、私はこの日、入院した数時間後に倒れて運ばれました…。
ナースコールで看護師さんに助けていただいたので、帰宅せずに入院してよかったと今では思っています。
2回目に大出血では、夜間の時間帯に診療をしてもらいました。
診察料は、1,640円です。
ちなみに、夜間に診察するだけで、再診料が約6倍も高くなっていました。
負担割合は30%ですから、実際に支払う再診料は太字の金額の通り。
※括弧内の数字は医療保険による割引き前の金額です。
受診する時間帯が違うだけで、再診料はかなり違うことが分かります。
そのため、円錐切除術を受けた後は、夜間に診察しなくてもいいように、安静に過ごすのがベストです。
3回目の大出血で診察を受けたときは、平日の昼間の時間帯でした。
この日、3度目の大出血にしてやっと、縫合(傷口を縫う処置)で止血をしてもらいました。
生理期間も重なっていたので、エコーによる検査も受けています。
支払ったお金は、たったの620円。
正直なところ、もっと早くに縫ってもらうべきだった!と、反省しています。
縫ってからは治りが早くなり、その後は一度も大出血を起こしていません。
もし、「縫うのは痛くない?」と不安を感じる方は、こちらの記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
一度病気になってしまうと、お金がかかってしまいます。
出費をなるべく抑えるには、自分に合った保険に加入をすることが得策です。
保険内容にもよりますが、入院費や手術費を全額負担してくれるケースもあります。
「自分に合った保険を探している」
「保険内容を変更したい」
もしお考えの方には、【保険見直しラボ】をおすすめです。
私も「保険見直しラボ」を利用しましたが、アドバイザーの方が親身になって保険を探してくださるので心強いと思いました。
数ある保険から自分にぴったりな保険を厳選してくれるので、自分で探す必要はありません。
無料で相談ができますので、自分に合った保険内容や相場をチェックされてみてくださいね。
子宮頸部円錐切除術で病院に支払った総額は、97,532円でした。
そのうち2泊3日の手術費は、70,432円です。
一般的な手術費は4~5万円と言われており、私の場合は入院日数が長いために高額となってしまいました。
そのほか、定期的な診察代や、大出血による予約外の治療費などのお金もかかりました。
思ったより、お金がかかるんだな…というのが、体験して感じた率直な感想です。
円錐切除術後の検査結果によっては、今後も治療が必要なケースもありますので、保険に入っておくと安心です。
保険については他の記事でもご紹介していますので、あせてご覧ください。
▽あわせて読みたい
「子宮の入り口に中等度異形成(CIN2)の細胞がある」
こう診断されてから、4年が経ちました。
中等度異形成ならば、50%の確率で自然に治る可能性があると言われていたため、しばらく様子をみていました。
しかし、4年が経過しても治るどころか、先日の検査で高度異形成(CIN3)の診断が出てしまったのです。
「高度異形成ならば手術をした方がいい」と医師からすすめられました。
今回ご紹介する、私が受けた手術の名前は「子宮頸部円錐切除術(しきゅうけいぶ えんすいせつじょじゅつ)」と言います。
少し長い手術名ですが、簡単に説明すると、癌ができやすい子宮の入り口を円錐型に切る手術です。
円錐切除術をすると子宮は残りますので、「手術を受けても妊娠は可能」と言われました。
ただ、子宮頸部が短くなることにより、早産・流産のリスクは高まることも。
デメリットもありますが、癌となっては遅く、早めの処置を受けることが最優先ですので、すぐに手術することを決めました。
子宮頸がん検診あり
子宮頸部円錐切除術を入院をして受けた流れをまとめました。
これから手術を考えている方のご参考になれば嬉しいです。
私は入院を選びましたが、子宮頸部円錐切除術を日帰りで受けることも可能です。病院によって推奨する期間が異なりますので、担当の先生に相談されてみてください。
まずは1日目の入院の流れをご紹介します。
午後から病院に入りました。看護師さんに案内されて、産婦人科病棟に移動。割り当てられたベッドに自分の荷物を置きます。
病院によっては、手術が日帰りのケースもあります。
私の通っていた病院では1泊2日を推奨していました。しかし術後の出血が止まらなかったため、私は2泊3日に期間を伸ばしました。
看護師さんから体調のチェックを受けます。体温・血圧・体重・身長をはかりました。
病室に麻酔科の先生が現れ、麻酔の方法について話ました。
もともとは下半身麻酔を希望しいていたのですが、「下半身麻酔だと、手術中の音が聞こえたり、焼いている臭いがしたりする」と説明され、最終的に全身麻酔を希望しました。
全身麻酔・半身麻酔などの麻酔の方法は、病院によって異なります。
病室に手術を担当する医師が現れ、明日の手術についての簡単なコミュニケーションを取りました。
手術前最後のシャワーを浴びました。
手術は翌日の朝なので、しばらく自由時間です。病室で音楽を聞いたり、海外ドラマを見たりしながら過ごしました。
夕食をいただきました。翌日、手術で全身麻酔をするために食事制限がありました。夜9:00~翌朝10:00までの食事が禁止されます(水はOKでした)。
看護師さんから、体温・血圧のチェックを受けました。
病院の消灯は21時と早いです。電気が消されて真っ暗になるので、何もすることができず。この日はぐっすり眠ることができました。
ここからは、手術を受けた入院2日目の流れをご紹介します。
看護師さんから体温・血圧のチェックを受けました。
全身麻酔をすると腸の動きが止まるため、前もって浣腸で体内のものを出し切る必要があります。
そのため浣腸は初めての経験でしたので、あまりの痛さに冷や汗をかいてトイレで苦しんでいました。
浣腸おそるべし…
手術で麻酔を受けるため、この時間をもって飲食禁止となりました。お水も飲めなくなります。
いよいよ手術が始まります。手術用の服に着替え、看護師さんと一緒に自分の足で手術室まで歩いていきました。ピアス・指輪・メガネ・ネイルなど、体に付けているものは全て外していきます。
手術台に横になるのと同時に、スタッフの方が私の体に心電図をつけます。続けて話麻酔科の先生が、左手に麻酔の注射を打ちます。
先生が何か私に話していましたが、だんだんと声が遠くなり、意識がなくなりました。
目が覚めた頃には手術を終えて、病室に運ばれていました。
気づくと、膀胱(ぼうこう)あたりに強い痛みが走り、麻酔でもうろうとする意識のなかで、「痛い、痛い」と声に出していました。その理由は、膀胱に尿を汲み取る管が繋がれ、膣には止血のために15㎝もの大きなガーゼが詰められていたからです。
身動きできない原因は他にもあって、利き腕と反対の右腕には点滴。口には酸素マスク。指と体には心電図の線が繋がれていました。
繋がれていた酸素マスクが外れ、自然に呼吸できるようになります。時間が経つにつれ、辛いと感じた股付近の痛みにも徐々に慣れてきました。
点滴・心電図・尿カテーテルが繋がれた状態で、翌朝10:00までベッドの上で過ごします。約20時間も同じ体勢でしたので、精神的にも肉体的にもかなり辛かったです。
手術後は、傷口が治るまで安静にする必要がありますが、
時間があまりにも長いと、寝ることもできず、ただただ時が過ぎるのを辛抱して待つしかありませんでした。
そんな時に友人にすすめられたのがAmazonが提供する聞く読書アプリ「Audible」でした。
話題の本やニュースをプロのナレーターが朗読してくれる、聞く読書サービスです。
手術後、体が動けない状態でも、気になる本を耳で聞いていると心が落ち着きました。
「ひすいこうたろう」さんの心温まる本をひたすら聞いていたら、術後の疲れを忘れることができました。
ただひたすら時が過ぎることを待つだけの苦しい時間も、何かに集中していると少しだけ楽に思えるようになります。
はじめての方限定で、30日無料キャンペーンが適用されるので、ぜひ活用されてみてください。
私はこれまで、二度の全身麻酔を経験しました。
全身麻酔をすると、だんだんと意識が消えていく感覚を体験できるかと思います。
意識が消える瞬間まで「生きていたい」「まだ死にたくない」と、ものすごく強い恐怖を感じました。
私のように不安な気持ちにならないために、おすすめの考え方をご紹介します。
それは無理にでもおだやかな場面を考える、苦しみとは別の方向に意識をむけることです。
たとえば「愛犬が楽しそうに遊んでいるなぁ」「庭の野菜が大きく育っているなぁ」など、どんな些細なしあわせでも大丈夫です。
現状に抵抗する気持ちがすっと自然と消えて、心が楽になれるはずです☆
入院最後の日の流れをご紹介します。
看護師さんが体温・血圧のチェックを受けます。全身麻酔で止まっていた腸の動きが、正常に戻っているかを調べるために、聴診器で腹部の音を聞かれました。
前日の夕方から繋がれていた尿カテーテル・心電図・点滴が体から外されました。健康状態を確かめるために、ベッドに寝たまま採血されました。
この時、尿カテーテルを外した時の痛みが残り、1日ずっと排尿時に苦しむことになります。
尿管カテーテルを取る時は、周辺部を傷つけないためにも力を抜いてリラックスすることをおすすめします。
力が入るとそれだけ傷が付きやすいので、深呼吸が大事です。
採血の結果が出ました。手術により出血はありましたが、白血球・赤血球などを調べ、貧血ではないようでしたので、安心です。
診察のために、診察室へ移動します。術後入れていた、巨大なガーゼを抜いてもらいます。違和感がなくなり、すっきりしました。出血が続いているようなので、止血のために新しいガーゼを入れてもらいました。
術後はじめての食事です。通常通りのメニューで、禁止されている食材やメニューはありませんでした。食欲はありましたので、完食しました。
看護師さんから、体温・血圧を測り、体調チェックを受けます。術後の体調に問題がないようなので、退院をすることにしました。
入院をすると、それだけ入院費が高くなります。
今回、二泊三日で入院して円錐切除術を受けた金額も公開いたします。
円錐切除を2泊3日で受けた費用:70,432円
今回私は、病院が推奨する一泊二日ではなく、二泊三日と長い期間入院しています。そのため、相場よりも金額が高くなりました。
円錐切除術にかかる平均的な費用は4万~5万円と言われています。
病院によっては、日帰り入院で受けられる所もあり、入院日数が短いほど費用が安いです。
入院や手術はお金がかかります。
しかし保険によっては全額負担してもらえるケースもあるため、保険内容の確認をおすすめします。
家族や周りに知られずに、性病検査が行えたら安心ですよね。
わざわざ病院へ行かずとも、自宅で性病検査が行える「さくら検査研究所」の検査キットがあります。
検査の結果は、オンライン上で簡単に確認できるため、病院へ結果を聞きに行く手間もかかりません。
「さくら検査研究所」の検査キットでは、以下の通り幅広い症状を調べることができます。
子宮頸がん検診や梅毒検査など、自宅で気軽に検査が行えます。
このほか、ご紹介していない検査項目もあり、詳しくは下記よりご覧いただけます。
「さくら研究所」の性病検査は、プライバシーマークを取得しているため、個人情報の保護が守られています。
また、検査キットの受け取りを自宅に指定してしまうと、同居している家族に知られてしまう可能性がありますが、
指定した郵便局で荷物を受け取れる方法もあるので、安心して、誰にも知られずに検査キットを受け取れます。
さらに、梱包も中身が分からない配慮がされているため、配達者にも知られることはありません。
郵送で性病検査を行う流れは、以下の通りです。
検査キットの申し込みは、電話・FAX・オンラインの3つから選べます。
病院へ行かずに、性病の検査から結果の確認まで行えるので、検査の負担が少ないです。
下記ボタンより「さくら検査研究所」の公式サイトを確認できますので、不安な方は一度ご覧になってみてくださいね。
この記事を通して、一人でも多くの女性が救われますように。
子宮頸がん円錐切除術後のブログは他にも書いています。
手術にかかった費用や完治するまでの検査結果など詳しく載せていますので、ご参考になれば嬉しいです。
▽あわせて読みたい