先日、私は子宮頸部の円錐切除術を受けました。
術後、出血多量により、病院にて傷口を縫う「縫合(ほうごう)」を行いました。
円錐切除術の手術により出血で不安を抱えている方は、以下のような疑問を持つ方も多いかと思います。
「麻酔なしで縫うのは痛くない?」
「どんな流れで縫うことになった?」
「どれくらいの時間がかかる?」
私の実体験をもとに、円錐切除術後の縫合の様子をまとめました。
出血による不安を抱えている方のために、私の体験が少しでも参考になれば幸いです。
【結論】縫うことで傷口は治りやすい
体験談なので個人差はありますが、私は縫うことで傷口の治りが早いと感じました。
じつは私は、円錐切除術を受けてから、1週間おきに多量出血を繰り返していました。
合計で3度も、救急で止血処置を受けています。
1度目と2度目の出血による止血方法は、傷口に止血剤を散布し、ガーゼで圧迫するだけでした。
1時間ほど様子をみると、出血が止まっているので、自宅に帰ることが可能でした。
しかし、どちらも3日後には、再び大出血を繰り返しています。。
3度目の大出血にして、縫合をしてもらいました。
すると、翌日からの出血量がぐんと減り、その後も大出血を繰り返すことはありせんでした。
早くに縫合をしなかった理由には、体験した方や医師から「痛い人もいる」と聞いていたからです。
ただ、実際に縫合を経験してみて、私の場合は痛みをあまり感じませんでした。
今となれば「1回目の出血で縫ってもらえば、もっと早く治ったかもしれない…」と少し後悔しています。
縫合を受けた流れや痛みについて(体験談・ブログ)
ここからは、縫合についての私の体験談を載せています。
麻酔のあり・なしは人によって異なりますが、私の場合は麻酔なしで縫いました。
「麻酔なしで縫うのは痛くない?」
「どんな流れで縫うことになった?」
「どれくらいの時間がかかる?」
などを体験記録として載せています。
大出血した原因は?いつ頃だった?
円錐切除術を終えて20日目のことでした。
シャワーを浴びて髪を乾かしていると、傷口から出血している感覚がありました。
「やばい、血の勢いが増したら病院に行かなきゃ…」と焦りを感じ、急いで浴室から出てベッドに横になります。
次第に出血の勢いが強くなり、流れる滝のように、サーーーッと血が流れてきてしまいました。
結局、夜用ナプキンを何度も変えるほど血の勢いが止まりませんでしたので、病院で診察をしてもらうことになりました。
診察台に乗り、その場で縫うことをすすめられる
診察台に乗り、担当医に様子を見てもらいました。
医師からは、「縫った方が良さそうだねぇ」と一言。
その場で縫うことを勧められました。
傷口はすでに、何度も大出血を繰り返し、止血の処置をしてもらっていた場所でした。
わたしは覚悟を決め、診察台で足を広げた状態で「先生、お願いします」と返事をしました。
ちなみに円錐切除術後に傷口を縫った方のブログを読んでみると、
「1度目の大出血ですぐに縫ってもらった」
「出血がひどかったので、手術の時に縫合したと医師から伝えられた」
と色々なケースがあるようです。
麻酔なし!診察台の上でそのまま縫合が始まる
「縫う」と聞くと、大掛かりな手術になるのでは?とはじめは思っていました。
しかし実際は、手術室ではなく、いつも診察を受けている椅子の上で処置されました。
また、とくに着替えるわけでもなく、診察室に着ていった私服のままでした。
私と担当医との間には、カーテンで仕切られていたため、作業の様子は分かりません。
ただ、先生と看護師さんが、手際よく針を用意する音が聞こえてきました。
看護師さんから「チクッとしますよ~」の声
「チクッとする」と聞くと、身構えてしまうのは私だけでしょうか?w
その合図と同時に、先生の手が動き始めます。
入り口を広げる機械が入り、押し広げられる感覚があります。
いよいよだな、と深呼吸をしてリラックスするように努めていると、かすかな痛みが走りました。
あれっ、思ったより痛くない…
私が感じたのは、かすかな違和感程度の痛みでした。
想像していたよりも、痛くなかったので驚いています。
個人的な感想ですが、縫合よりも、腕にする注射の方が痛いと感じました。
どれだけの痛みかと例えるなら、伸びた爪で手のひらを少し強めにギュッと押すくらいの痛みでした。
ただ、糸を動かしている間は痛くはないのですが、針を刺す瞬間はさすがにチクッとしました。
出血も多く精神的にも疲れていたので「早く終わってくれ~><」と、心の中で願うばかりでした。
2箇所から出血が…。その場で2回縫うことに
一つ目の縫合を終えて、先生から声をかけられました。
「もう一ヶ所出血してるみたいだけど、縫いましょうか?」
私は、未だ傷口はあったのか…長い闘いになるな…。と落胆しながら覚悟を決めて答えます。
「はい、お願いします」
再び、別の傷口を縫う作業が始まりました。
縫合の時間は5~10分ほど
私は2ヶ所縫ったため、10分と少し経過したように感じました。
実際に時計を見ていないので正確な時間はわかりませんが、約5分~10分程度だったように感じました。
大がかり作業かと思っていたので、意外にも早く終わり驚きました。
ただ、精神的に辛いときって、時間の速さが遅く感じますよね…。
とにかく早く終わって…と願いながら、足を広げてました。
チクッとした痛みを感じるのは縫う瞬間だけ
痛みを感じたのは、縫う瞬間だけでした。
麻酔をせずに縫いましたが、縫い終わった後も痛みはありませんでした。
また、ゆっくりと歩くこともできました。(貧血気味なため、その後しばらく横になっていましたが…)
個人差はあると思いますが、私の場合は、数時間経過しても、縫った部分から違和感を感じることはありませんでした。
縫合したあとも多少出血はある。ただ、出血量はかなり減った
病院で縫ってもらい、出血の勢いはおさまりました。
縫合から約1ヶ月ほどで、縫った糸は自然に溶けるそうです。
縫合した当日に入れてもらったタンポンは、うっすらと血で滲む程度で、出血は少し見られました。
数日が経つと、縫合した効果が顕著にあらわれました。
1週間経過しても、ほとんど鮮明な血が出なくなったのです。
痛みの感じ方は、個人差がありますが、私の場合は麻酔なしでも痛くないと感じました。
私の体験が、「縫ってどんな感じだろう?」と不安に感じている方の参考に、少しでもなれば嬉しいです。
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