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石油ストーブの熱を活用して、調理をすることが可能です。
ガスや電気を使用しないため、光熱費を節約しながら調理ができる一石二鳥の使い方です。
今回は、石油ストーブを実際に購入して料理をしたものをブログにまとめました。
石油ストーブに向いているレシピだけでなく、おすすめしない失敗レシピもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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簡単でおいしい!石油ストーブ使ったおすすめレシピ【ブログ】
災害時に備えて、石油ストーブでさまざまな料理を試してみました。
石油ストーブでの調理は、思ったよりも簡単で気軽にできることが分かりました。
今回使用したのは、こちらのCORONA対流型石油ストーブです。
それでは、石油ストーブのレシピを見ていきましょう!
1.ふっくら美味しい!石油ストーブでパン作り
石油ストーブでパンを作ることができます。
発酵させたパン生地をオーブンで焼く代わりに、石油ストーブで代用してみました。
近年電気料金が高くなっていますので、電気代をかけずに、石油ストーブで部屋を暖めながらパンが作れたら一石二鳥です。
作り方
- 牛乳(85g)をレンジで1分温める
- ドライイースト(1.5g)砂糖(15g)強力粉(130g)塩(少々)の順番で混ぜ合わせる
- 台の上で弾力が出るまで15分ほど生地をこねる
- ボウルに入れてラップをし、1時間ほど寝かせて2倍の大きさにする
- 鍋にアルミホイルを敷き、パン生地を乗せる
- 様子を見ながら石油ストーブで50分~60分焼く
パンの焼ける様子を見て楽しむなら・・・
石油ストーブでパンを焼くと、調理器具によってはパンが焼けている様子を間近で見ることもできます。
おすすめの鍋は、こちらのHARIOステンレス鍋です。
石油ストーブでも使えるステンレス製であり、蓋が透明なので中を見ることができます。
また、取っ手の部分もステンレス製のため、石油ストーブの熱で溶ける心配をする必要がありません。
これからご紹介するレシピにも活用できますので、ぜひ参考にされてみてください。
2.甘さと香りがたまらない!石油ストーブでリンゴのコンポート
石油ストーブで作るりんごのコンポートは、とても美味しいのでぜひお試しいただきたいです。
石油ストーブで熱するとじっくり素材に火が入るため、甘みの強いとろっとした濃厚なコンポートに仕上がります。
上の写真のように、鍋にサツマイモと一緒に入れる場合は必ず水を入れてください。撮影時は水を入れ忘れたため、サツマイモが丸焦げになる大失敗をしました…!
作り方
- リンゴを洗い皮はむかずに種とヘタを取る
- 蓋つきの鍋に入れて石油ストーブに乗せる
- リンゴが柔らかくなれば完成。目安は50分ほど
【リンゴの吹きこぼれ・火傷に注意】
リンゴをアルミホイルに包んで焼く方法もありますが、個人的にあまりおすすめできません。
アルミホイルで包んだリンゴを石油ストーブにそのまま置くと、リンゴは水分の多い果物のため中の汁があふれ出やすく焦げ付きの原因となってしまうからです。
リンゴの甘い汁は石油ストーブに焦げ付いた後も落ちにくく、掃除が大変でした…
石油ストーブに深さのある鍋などを置き、その中にリンゴを入れると汁が直接つかないのでおすすめです。
また、丸々りんごを温めると、中から高温の汁が出る危険も考えられます。
丸ごと火を入れる際は、こちらの芯抜きで中心に穴を開けておくと破裂を防げます。
りんごの芯抜きが楽になる!
3.簡単なのに本格的!石油ストーブで焼き芋
石油ストーブで焼き芋がつくれます。
石油ストーブの火がじっくりと通るため、とても柔らかくて濃厚で甘い焼き芋になります。
焼き芋を作るために電子レンジやコンロを使うと、それだけ電気料金ががかかってしまいますよね。
その点、部屋を暖めるついでに焼き芋をつくれば節約にもなるので、前向きに楽しめるかと思います。
作り方1.アルミホイルで包む場合
- サツマイモの土を落とす
- 1の周りに、濡れた新聞紙またはキッチンペーパーを巻き、最後にアルミホイルで包む
- 石油ストーブの上に網やフライパンを敷き、その上にサツマイモを乗せて約1時間火を通したら完成
作り方2.鍋に入れる場合
- サツマイモの土を落とす
- 蓋つきの鍋に水を入れ、1を入れて蓋をする
- 約1時間火を通したら完成
鍋で蒸す場合は、水分がないと焦げて危険ですので、必ず水を入れてください。
【最低でも1時間は焼いた方がいい】
焼き加減を見るために串などで焼き芋に穴を開けてしまうと、そこから出る汁が焦げ付きの原因になります。
また、空けた穴から熱や水分が逃げてしまい、美味しさが落ちる原因にもなります。
そのため、最低でも1時間は穴をあけずに焼くことをおすすめします。
何度も何度も焼き加減を試し、1時間は待った方が良いことが分かりました。
ただし、火入れの時間は石油ストーブの火力や大きさにもよります。
不安な場合は、水分がこぼれても安心な鍋を使うと良いでしょう。
4.光熱費節約におすすめ!石油ストーブで煮物
石油ストーブでは、シチューやカレーなどの煮物料理も温められます。
じっくりと火が入るので、野菜の繊維が崩れて美味しく、ほろほろな料理に仕上がると感じています。
ただし、煮物料理のデメリットは吹きこぼれやすいこと。
石油ストーブの焦げ付きの原因にもなり掃除が大変です。
吹きこぼれを防ぐ対策として、
- 鍋いっぱいに水を入れない
- サイズの合う蓋を使う
などの工夫が必要です。
一から作ると結構時間がかかる
石油ストーブで一から料理をすと、火力が弱いために量が多いほど時間がかかります。
そのため、はじめから石油ストーブだけで料理をせず、焼く・炒めるなどの煮込むまでの過程をキッチンで済ませておくことがポイントです。
また、充分に温められた鍋を石油ストーブに乗せると、中火程度の火力で火を入れ続けてくれるので、ほどよい煮込み加減になります。(今回使用したCORONA SL-6623の場合)
5.トースターいらず!パンをサクッとトースト
石油ストーブのうえにアルミホイルまたはフライパンを置き、その上に市販のパンを乗せて2分~4分ほど熱すると、表面がカリッと焼けます。
トースターで焼くだけでなく、石油ストーブでも本格的な焼き具合を味わえます。
部屋を暖めるついでに、クセになる一品が仕上がりますので、ぜひ試してみてくださいね。
直接パンを乗せると粉が焦げ付きの原因に…
石油ストーブの上に網を乗せて焼くと、パンの粉が飛び散ってしまい焦げの原因になります。
そのため、パンくずを落とさないために
- 網
- アルミホイル
- パン
の順番に石油ストーブに乗せ、下にパンくずが落ちない状態で焼くことをおすすめします。
パンは数分であっという間に焼けます。
目を離すことなく、時々表面を触ったりひっくり返したりしながら、焼き具合を確認されてみてください。
6.節約になる!石油ストーブでお湯を沸かす
料理とは言えませんが、お湯を沸かすことも可能です。
災害時などに電気やガスが使えない時のために覚えておきたいところです。
また、石油ストーブを部屋で焚くと空気が乾燥しやすくなりますが、
水を張った鍋を置いて蓋をせずに蒸気が逃げるようにしておくと、部屋の乾燥を防ぐ効果にもなります。
これはおすすめしない…石油ストーブで失敗した料理【ブログ】
石油ストーブを使ってさまざまな料理をためしてみましたが、なかには失敗をした料理もありました。
火が通りすぎて不味い…石油ストーブで柿を温めるのはNG
「柿をオーブンなどで温めると美味しい」と聞いて石油ストーブでも試してみたところ、恐ろしいほどに美味しくありませんでした…
皮を剥いた柿でも試してみましたが、苦い上に渋みも強く、食べられませんでした。
そもそも柔らかい柿に、石油ストーブの強い火力で熱が入るため、食感が崩れてアクのような成分も出てしまったようです…
試しに何度かチャレンジしましたが、皮つきで焼いたら紫色の汁が出てしまい、皮なしでは食感が崩れてしまい、どれも苦くて美味しくありませんでした。
美味しく作る方法があるのかもしれませんが、私の経験では上手に火を入れられなかったことをブログで共有させていただきます。
温まりが遅い…石油ストーブで飲み物を湯煎するのはNG
石油ストーブで湯煎(ゆせん)は不向きでした。
暖かいストーブの近くで、牛乳や豆乳などのお湯以外の飲み物がいつでも飲めたら嬉しいと思っていたのですが、失敗に終わります。
失敗の原因には、
- 湯煎の温度が低いためコップ内の飲み物が温まりづらい
- コップの取っ手が熱いため飲みづらい
- 湯煎のお湯から離したコップの水滴が石油ストーブに付くと焦げ付きの原因になる
などが挙げられ、とても不便でした。
直接、石油ストーブの上で耐熱性のコップでお湯を沸かすのは良いのですが、「湯煎」は不向きであることが分かりました。
【要確認】石油ストーブの焦げや汚れを防ぐ方法
石油ストーブで調理をする過程で、液体などが本体に付くと汚れの原因になります。
また、ストーブの表面に直接鍋などを置いてしまうと、接触面が黒く焦げることもあります。
そこで石油ストーブの焦げ付きを少しでも防ぐには、インナーネットを使うのがおすすめです。
もしも焦げ付いてしまった場合には、こちらのクレンザーを使うとキレイに落とせます。
こちらの多目的クレンザーですが、100円ショップでも販売しています!ちなみに私は、ダイソーとセリアで購入しました。
焦げ付いた汚れは食器用洗剤では落ちにくいため、万が一に備えてクレンザーを一つ用意しておくと安心です。
まとめ
このブログでは、石油ストーブを使ったおすすめレシピをご紹介しました。
実際に石油ストーブで調理を行い、おすすめできない不向きなレシピも載せています。
石油ストーブは使い方によって可能性が無限大に広がります。
もしもの災害時などに備えて、石油ストーブでのレシピを色々と試してみると安心です。
他の石油ストーブの記事もおすすめですので、ぜひあわせてご覧ください。
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