石油ストーブの熱を活用して、調理をすることが可能です。
ガスや電気を使用しないため、光熱費を節約しながら調理ができる一石二鳥の使い方です。
今回は、石油ストーブを実際に購入して料理をしたものをブログにまとめました。
石油ストーブに向いているレシピだけでなく、おすすめしない失敗レシピも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
簡単でおいしい!石油ストーブ使ったおすすめレシピ【ブログ】
災害時に備えて、石油ストーブでさまざまな料理を試してみました。
どれも簡単でおいしく、気軽に試せるレシピです。
今回使用したのはこちら↓対流型のコロナ石油ストーブです。
それでは、石油ストーブレシピを見ていきましょう!
※石油ストーブに料理がこぼれると、焦げや汚れの原因になるので注意が必要です。
網を敷いたり深い鍋を使うなど、煮汁がこぼれない対策をすると安心です。
1.ふっくら美味しい!石油ストーブでン作り
石油ストーブでパンが作れます!
パンの生地はあらかじめ作る必要があるのですが、発酵させたパンをオーブンで焼く代わりに石油ストーブで代用しました。
近頃、電気料金が高くなっているので、オーブンの電気代は楽観視できません。
なるべく電気料をかけずに、部屋を暖めながらパンが焼けるのは有難いことですよね。
パンが焼けているか間近で見られる点も魅力的なポイントでした!
作り方
1.パンの生地を用意する
2.石油ストーブで50分~60分焼く
▽おすすめの石油ストーブで活躍する鍋はこちらです。
2.甘さと香りがたまらない!石油ストーブでリンゴのコンポート
石油ストーブでつくるりんごのコンポートもおすすめです。
石油ストーブの火力は中までじっくりと火が通るので、とろっとした濃厚な甘みのコンポートに仕上がります。
石油ストーブでコンポートの作り方(鍋に入れる場合)
1.リンゴを洗い、皮はむかずに種とヘタを取る
2.蓋つきの鍋に入れ、石油ストーブに乗せる
3.柔らかくなれば完成。目安は50分ほど
上の写真のように、鍋にサツマイモも一緒に入れる場合は必ず水を入れてください。
撮影時は水を入れ忘れたため、サツマイモが丸焦げになる大失敗をしました…!
ポイント
りんごは水分の多い果物なので、焦げたり火事を防ぐためにも、汁がこぼれない工夫が必要です。
たとえば、アルミホイルで包んだリンゴを石油ストーブにそのまま置くと、中の汁があふれ出た時に焦げ付いてしまいます。
石油ストーブに深さのある鍋などを置き、その中にリンゴを入れると汁が直接つかないのでおすすめです。
また、丸々りんごを温めると中から高温の汁が破裂する危険も考えられます。
リンゴのタネをくり抜いたり、適度に穴を開けるなどして、あらかじめ穴を開けておくと安心です。
3.簡単なのに本格的!石油ストーブで焼き芋
石油ストーブで焼き芋がつくれます。
石油ストーブの火がじっくりと通るため、とても柔らかくて濃厚で甘い焼き芋になります。
焼き芋を作るために電子レンジやコンロを使うと、それだけ電気料金ががかかってしまいますよね。
その点、部屋を暖めるついでに焼き芋をつくれば節約にもなるので、前向きに楽しめるかと思います。
作り方1.アルミホイルで包む場合
1.サツマイモの土を落とす
2.1の周りに、濡れた新聞紙またはキッチンペーパーをまき、最後にアルミホイルで包む
3.石油ストーブの上に網やフライパンを敷き、その上にサツマイモを乗せて約1時間火を通したら完成
作り方2.鍋に入れる場合
1.サツマイモの土を落とす
2.蓋つきの鍋に水を入れ、1を入れて蓋をする
3.約1時間火を通したら完成
※必ず水を入れてください。水分がないと焦げの原因となり危険です。
焼き芋づくりのポイント
石油ストーブのうえで直接さつまいも焼き、柔らかさを確認するために串を挿してしまうと、そこから汁が出て焦げ付きの原因となります。
目安として、石油ストーブで作る焼き芋の焼き時間は約1時間です。(何度も試して、1時間は待った方が良いことが分かりました)
また、一度焼き芋のホイルに穴を開けてしまうと、そこから熱や水分が逃げてしまい、美味しさが落ちる原因にもなります。
これらのことから、なるべく約1時間は待ってから、中の様子を見ると良いでしょう。
4.光熱費節約におすすめ!石油ストーブで煮物
石油ストーブでは、シチューまたカレーなどの煮物料理も温められます。
じっくりと火が入るので、野菜の繊維が崩れて美味しく、ほろほろな料理に仕上がると感じています。
ただし、煮物料理のデメリットは吹きこぼれやすいこと。
石油ストーブの焦げ付きの原因にもなり掃除が大変になるため、吹きこぼれを防ぐ対策として、
- 鍋いっぱいに水分を入れない
- サイズの合う蓋を使う
などの工夫が必要です。
煮物作りのポイント
石油ストーブで煮汁を温める場合、沸騰するまでのスピードがとても遅いです。
そのため、はじめから石油ストーブだけで料理をしようとするとかなり時間がかかるため、
キッチンで煮込むまでの過程を済ませてから石油ストーブで煮込むと、時間も光熱費も無駄なく活用できます。
また、沸騰した鍋を石油ストーブに乗せると、中~強火程度の火力で火を入れ続けてくれるので、ほどよい火力で煮込み続けられます。
5.トースターなしでサクッと食パン
石油ストーブのうえにアルミホイルまたはフライパンを置き、その上に食パンを乗せて2分~4分ほど熱すると、表面がカリッと焼けます。
トースターで焼くだけでなく、石油ストーブでも本格的な焼き具合を味わえます。
部屋を暖めるついでに、クセになる一品が仕上がりますので、ぜひためしてみてくださいね。
ポイント
石油ストーブの上に網を乗せて焼くと、パンの粉が散ってしまい焦げの原因にもなります。
そのため、網を敷いたうえにアルミホイルやフライパンを置き、下にパンくずが落ちない状態で焼くことをおすすめします。
パンは数分で焼けるため、目を離すことなく、時々表面を触ったりひっくり返したりして、焼き具合を確認してください。
6.節約になる!石油ストーブでお湯を沸かす
料理とは言えませんが、お湯を沸かすことも可能です。
災害時などに電気やガスが使えない時のために覚えておきたいところです。
また、石油ストーブを部屋で焚くと空気が乾燥しやすくなります。
水を張った鍋を置き、蓋をせずに蒸気が逃げるようにしておくと、乾燥を防ぐ役割もしてくれます。
これはおすすめしない!石油ストーブで失敗した料理【ブログ】
石油ストーブを使ってさまざまな料理をためしてみましたが、なかには失敗した料理もありました。
そこでこのブログでは、石油ストーブで失敗した料理をご紹介します。
火が通りすぎて不味い!石油ストーブで柿を温めるのはNG
「柿をオーブンなどで温めると美味しい」と聞いて石油ストーブで柿を温めたのですが、恐ろしいほどに美味しくありませんでした…
苦い上に渋みも強まりましたので、おすすめしません!
そもそも柔らかい柿に、石油ストーブの強い火力で熱が入るため、食感が崩れてアクのような成分も出てしまったようです…
試しに何度かチャレンジしましたが、皮つきで焼いたら紫色の汁が出てしまい、皮なしでは食感が崩れてしまい、どれも苦くて美味しくありませんでした。
美味しく作る方法があるのかもしれませんが、私の経験では上手に火を入れられなかったことをブログで共有しておきます。
温まりが遅い!石油ストーブで飲み物を湯煎するのもNG
石油ストーブで湯せんは不向きでした。
暖かいストーブの近くで、牛乳や豆乳などのお湯以外のお見ものがいつでも飲めたら嬉しいと思っていたのですが、これも失敗です。
失敗の原因は、
- 飲み物の取っ手まで熱いため飲みづらい
- 湯煎のお湯から離したコップの水滴が焦げ付きの原因になる
- 湯煎の温度が低いためコップ内の飲み物が温まりづらい
などが挙げられ、とても不便でした。
直接、石油ストーブの上で耐熱性のコップでお湯を沸かすのは良いのですが、湯煎は不向きであることが分かりました。
まとめ
このブログでは、石油ストーブを使ったおすすめレシピをご紹介しました。
実際に自ら石油ストーブで調理を行い、おすすめできない不向きなレシピも載せています。
石油ストーブは使い方によって可能性が無限大に広がります。
もしもの災害時などに備えて、石油ストーブでのレシピを色々と試してみると安心ですね。
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