TOEICのリーティングでよく出る5問│目指せTOEIC800点

覚えておきたい!TOEICで出題頻度の高い英語の文法ルール5選
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クマの吹き出し

1ヶ月で、TOEIC350点→800点を目指すクマです!

英語の文法は日本語と大きく異なるので、どうしても「難しそう…」と感じてしまいますよね。

そこで、TOEICの出題頻度の高い文法を5つピックアップしてご紹介します。

今回覚えることは5つだけなので、暗記しやすいかと思います。

TOEICの英文法が苦手な方は、ぜひ参考にしてください。

1.自動詞は受動態にならない

まず1つ目にご紹介する英文法のルールは、「自動詞は受動態にならない」ということです。

そもそも自動詞とは、その動詞単体で言葉が通じる言葉を指します。

一方で他動詞とは、動詞だけでは意味が通じず、目的語が必要な言葉です。

具体的な例も見てみましょう。

自動詞:I go to Japan. = go +前置詞+名詞
→受動態:できない。

他動詞:I draw the picture. =draw +目的語
→受動態:The picture is drawn by me.

例文を見てもお分かりの通り、他動詞は受動態にできますが、自動詞はできません。

その理由は、自動詞は単体で意味が通じるため、ものを物(名詞)を主語にし、必要に応じて動作主が付く『受動態』にはできないからです。

過去形・過去完了形で間違えやすいので注意

過去形や過去完了形の形で、TOEICの文法問題が出た場合、間違えやすいので注意が必要です。

たとえば、arrive(到着する)という自動詞の例文を見てみましょう。

・She has been arrived ×
She has been arriving

・I was arrived ×
I arrived

過去形の場合も同様に、自動詞は受動態にはできません。

自動詞の前にbe動詞は入らないことを覚えておくと、スムーズに選択肢を選べるでしょう。

2.受動態は目的語をとらない

「受動態は目的語をとらない」という、TOIECの出題頻度の高いルールです。

クマの吹き出し

受動態には、目的語が必要な「他動詞」が含まれるから、目的語は必要じゃないの?

ルール1では、受動態に自動詞は使われない(つまり、他動詞が含まれる)と解説しました。

そこで、他動詞なら目的語が必要では?と思いますよね。

しかし、受動態の文章は、もともとの目的語が主語になっているので、目的語は必要ありません。

こちらの例をご覧ください。

She made the bouquet.
(彼女は花束を作りました)

→The bouquet was made by her.
(この花束は彼女によって作られました)

もともと目的語であったbouquet(花束)は、受動態では主語に使われています。

したがって、受動態では主語を取らないため、TOEIC穴埋め問題で受動態が出たら、続く空欄に目的語を入れないように注意しましょう。

3.前置詞に続くのは名詞

TOEICの穴埋め問題では、前置詞に続く単語が求められるケースが頻出します。

前置詞の次は名詞が来るので、ルールを覚えてスムーズに回答しましょう。

こちらの例文では、「at」が前置詞、「school」が名詞です。

She is at school.

前置詞の前に否定の「no」が入るケースも同様です。

前置詞が来たら、続くのは名詞と覚えておきましょう。

4.V+ing(分詞構文)は、時、原因・理由、条件・譲歩、結果を表す

分詞構文を覚えていますか?

吹き出し

すっかり忘れてしまいました…。

分詞構文とは、分詞(動詞が形容詞や副詞に変化したもの)が副詞節として働く構文を指します。

主に分詞構文は、時、原因・理由、条件・譲歩、結果を表す意味で使われます。

特徴は、以下の通りです。

・時:when, while, asと同じ働きをする

・原因・理由:because, as, sinceと同じ働きをする

・条件・譲歩:if, althoughのように、「もし~ならば」「~だが」と訳せる

・結果:andのように、「~しながら」と訳せる

具体的な使用例もご紹介します。

Being a student, I have to go school.(学生なので、学校へいかなければなりません)

・The group has been performing for 10 years, having toured more than 30 countries worldwide.(このグループは、世界30か国以上をツアーして10年になります)

2つ目の例のように、完了形の場合haveが変化する点にも注意が必要です。

TOEICのpart5、短文穴埋め問題では分詞構文が出るケースも高いため、復習をおすすめします。

5.不定詞と動名詞

TOEICの穴埋め問題では、不定詞と動名詞の使い分けが出題する傾向があります。

そこで、不定詞と動名詞の違いについて、簡単にまとめてみました。

【不定詞と動名詞の特徴】

・不定詞:to+動詞の原形(未来について話す時に使う)
→I tried to lift the stone. (この石を持ち上げようとする)

・動名詞:V-ing(過去について話す時に使う)
→We enjoyed talking about last night’s party(私たちは昨夜のパーティーの話を楽しんだ)

不定詞と動名詞は、どちらも「~すること」という意味を持ちます。

使い分けのポイントもご紹介します。

【不定詞と動名詞の使い分け】

・不定詞:「~すること」「~するための」といった、未来の行動や状態、意思、感情などに用いられることが多い

・動名詞:「~している」「~したこと」といった、現在または過去についての動作に用いられることが多い

TOEICのPart5でこの問題が出題された場合、動詞だけで判断できるケースもあれば、文全体の意味が分からないと回答できないケースもあります。

そのため、選択肢に不定詞・動名詞が残ったら、意味や時制などから判断することができます。

まとめ

今回は、TOEICの穴埋め問題Part5における、出題頻度の多い文法を5つご紹介しました。

実際に私がTOEICの学習を行い、何度も間違えた英文法をピックアップしています。

英語の勉強からしばらく遠ざかっていた方は、久しぶりの英文法に「聞いたことあったなぁ」と、少しでも思い出したのではないでしょうか。

この記事が、私と同じようにTOEIC学習をする方の参考になれば嬉しいです。

一緒にTOEICの高得点を目指して、頑張りましょうね。