【イタリア語】直説法近過去の作り方!essere・avereを取る動詞一覧も

【イタリア語】世界23ヵ国の単語と呼び方まとめ

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Ciao!イタリア語を独学するamiです。

イタリア語で、「イタリアに行ったよ!」「彼が好きだった…」は何と言うのでしょうか?

過去に完了した動作や状況は、直説法近過去(passato prossimo)という文法が使われます。

この記事では、直説法近過去の分かりやすい考え方、作り方、essere/avereを取る動詞の見分け方をご紹介しています。

イタリア語の表現の幅が広がりますので、ぜひ参考にしてください。

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イタリア語の直説法近過去(passato prossimo)とは?

イタリア語には過去を表す文法に、「直接法近過去」があります。

この文法を使えば、こちらの事柄を表すことができます。

  • 過去に完了した動作や状況
  • 現在に近い過去の動作や状況
  • 過去の経験

過去に完了したことや、近い過去に行われたことを表す際に、直説法近過去が使われます。

「ちょっとよく分からない…」という方は、こちらのテキストでイタリア語の文法が分かりやすく解説されていますので、あわせてご覧ください。

中級以上の方には、文法の仕組みをより詳しく解説しているこちらのテキストもおすすめです。

イタリア語の直接法近過去の作り方を見てみよう!

イタリア語の直接法近過去の作り方

イタリア語の直説法近過去の作り方を実際に見ていきましょう。

直説法近過去は、「複合時制」と呼ばれる形で作られます。

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イメージとしては、英語の完了形に近いです。

Have+過去分詞で「完了の表現」を表すのと似ています。

英語のHaveの代わりに、イタリア語では「essere」または「avere」が使われます。

そして、後に続く動詞によって、どちらの助動詞を使うのかが決まります。

essere または avereの現在形+過去分詞

ここで使われるessereとavereは、動詞ではなく、助動詞の働きをしています。

以下の表をご覧ください。助動詞は現在形をしており、主語によって活用が変化します。

イタリア語の直説法近過去の作り方

主語essereの現在形avereの現在形過去分詞
iosonoho-ato
-uto
-ito
tuseihai
luièha
noisiamoabbiamo
voisieteavete
lorosonohanno

ちょっと先に見てみよう!直接法近過去を使ったイタリア語フレーズ

詳しい規則をご紹介する前に、先に直説法近過去を使ったフレーズを見てみましょう。

イメージが湧き、使い方の想像がしやすくなるかと思います。

Sono andata in Italia.

→私(女性)はイタリアに行きました。

・Ti ho amato.

→あなたを愛してました。

Ho studiato l’italiano ieri.

→昨日イタリア語を勉強しました。

Ho mangiato della pasta la prossima settimana

→先週パスタを食べました。

いかがでしょうか?太字にした部分が、直説法近過去が使われているイタリア語になります。

それでは次に、essereとavereに続く動詞のルールについて、詳しく見ていきましょう。

essere・avereどっちを取るべき?直説法近過去の助動詞の選び方

essere・avereどっちを取るべき?直説法近過去の助動詞の選び方

直接法半過去では、使われる動詞によって、助動詞のessereとavereが使い分けがなされます。

使い分けのポイントはこちらです。

essere/avereの使い分け

  • essere:移動・生死を表す一部の動詞に使われる
  • avere:その他すべての動詞に使われる

essereを取る動詞は数が少なく、覚えやすいため、先に暗記してしまいましょう。

essereを取る動詞の一覧表

直説法近過去でessereを取る動詞は、こちらです。

行く・来る・生まれる・死ぬなどの動詞が対象です。

意味動詞の原形過去分詞
行くandareandato/a/i/e
到着するarrivarearrivato/a/i/e
入るentrareentrato/a/i/e
降りるscenderesceso/a/i/e
登るsaliresaliro/a/i/e
出発するpartirepartito/a/i/e
留まるrimanererimasto/a/i/e
落ちるcaderecaduto/a/i/e
来るvenirevenuto/a/i/e
~になるdiventarediventato/a/i/e
死ぬmoriremorto/a/i/e
生まれるnascerenato/a/i/e

※ほとんどの動詞をこちらに書いていますが、他にもあるかもしれませんので、ご自身でもぜひご確認ください。

essereを取る動詞は、過去分詞にした際に、主語の性よって動詞を活用させる必要があります。

まずはこちらの表をご覧ください。性の一致は、以下の通り使い分けをします。

単数複数
男性-o-i
女性-a-e

例を見てみましょう!

言葉だけでは少し分かりづらいかと思いますので、例をご紹介します。

表一行目の動詞「andare」を見てみましょう。andareは、主語によって以下のように動詞の活用が変化します。

  • io(「私」が女性の場合) sono andato in Italia.
  • io(「私」が男性の場合)sono andata in Italia.
  • noi(「私達」が女性だけの場合)siamo andate in Italia.
  • noi(「私達」が男性だけの場合)siamo andati in Italia.
  • noi(「私達」が男女混合の場合)siamo andati in Italia.

主語によって動詞andareが活用していることが分かります。

上から順に、女性の単数、男性の単数、女性の複数、男性の複数、男女の複数形に変化しています。

最後の一文が示すように、主語が男女どちらもいる場合は、男性形・複数形の形が取られます。

動詞が分かるおすすめテキスト

より多くのイタリア語の動詞を確認されたい方は、こちらのテキストがおすすめです。

動詞を中心に文法を学べるため、直説法近過去を含めた幅広い動詞の活用法が分かります。

直説法近過去でAvereを取る動詞

avereを取る動詞は、essereを取る動詞以外です。

助動詞avereの後に続く過去分詞は、先ほどのような性数の一致は必要ありません。

あまりにも数が多いので、動詞の語尾別に動詞をまとめました。

見出し番号動詞の語尾⇒過去分詞になった時の語尾
-are-ato
-ere-uto
-ire-ito

こちらでご紹介する動詞は、ほんの一部にすぎません。

イタリア語学習をする中で出逢った動詞の過去分詞を、ぜひその都度調べて覚えるようにしてみてください。

それでは、見ていきましょう。

1.avereを取る動詞 -are⇒-ato

動詞の原形の語尾は-areで終わり、過去分詞に変化した際に-atoへ変化する動詞はこちらです。

意味動詞の原形過去分詞
愛するamareamato
話すparlareparlato
食べるmangiaremangiato
キスするbaciarebaciato
勉強するstudiarestudiato
払うpagarepagato
歌うcantarecantato
見るguardareguardato
持つavareavuto
語るraccontareraccontato
電話するtelefonaretelefonato
仕事をするlavorarelavorato
説明するspiegarespiegato
買うcomprarecomprato
持ってくるportareportato
呼ぶchiamarechiamato
造る・創造するcrearecreato
見つけるtrovaretrovato
止めるfermarefermato
与えるdaredato
探すcercarecercato
入るentrareentrato
賛成するconcordareconcordato
始まるavviareavviato

活用フレーズ

実際に例文も見ていきましょう。

Ho mangiato tutta la torta.

→ケーキを全て食べました。

Ho studiato tutta la settimana.

→1週間勉強をしました。

Hanno raccontato la storia vera.

→彼らは本当のことを話しました。

Ha fatto una telefonata ieri.

→昨日、彼(彼女)は電話をかけました。

Ho lavorato tutta la mattina.

→午前中ずっと働きました。

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essereを取る動詞のように、主語によって動詞の変化がないことが分かります。

また、イタリア語は主語を省略する傾向があるため、今回は助動詞avareの活用形で主語を判断することができます。

2.avereを取る動詞 -ere⇒-uto

語尾に-ereを持つ動詞は、過去分詞で不規則に変化するケースもあるので、ご注意ください。

意味動詞の原形過去分詞
信じるcrederecreduto
恐れるtemeretemuto
成し遂げるcompierecompiuto
読むleggereletto
取るprenderepreso
書くscriverescritto
質問するchiederechiesto
答えるrispondererisponsto
認識するconoscereconosciuto
走るcorrerecorso
閉めるchiuderechiuso

不規則に変化する動詞は、太字で表しています。

活用フレーズ

・Io ho letto una rivista.

→私は雑誌を読みました。

・Tu hai scritto un romanzo.

→あなたは本を書きました。

・Lui ha prenso una sigaretta.

→彼は煙草を取った。

・Lei ha preso una barretta di cioccolata.

→彼女は板チョコレートを取りました。

Ho chiesto  presso dei miei nonni.

→私はよく祖父母について質問しました。

Hanno risposto a tutte le domande.

→彼らは全ての質問に答えました。

3.avereを取る動詞 -ire⇒-ito

意味動詞の原形過去分詞
眠るdormiredormito
終えるfinirefinito
理解するcapirecapito
掃除するpulirepulito
言うdiredetto
感じる・聞くsentiresentito

dire(言う)の過去分詞は、不規則に変化する点に注意です。

イタリア語の直説法近過去の作り方

Ho capito tutta la spiegazione.

→私は全ての説明を理解しました。

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まとめ

今回は、イタリア語の直説法近過去について詳しくご紹介しました。

直説法半過去が使われる事象は、

  • 過去に完了した動作や状況
  • 現在に近い過去の動作や状況
  • 過去の経験

を表現する際です。

直説法近過去の作り方や、助動詞の使い分けなどもあわせて解説しました。

どんどん実践の会話で使い、直説法半過去をマスターしていきましょう!

ami
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それでは、A presto(またね)!

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