「子宮の入り口に中等度異形成(CIN2)の細胞がある」
こう診断されてから、4年が経ちました。
中等度異形成ならば、50%の確率で自然に治る可能性があると言われていたため、しばらく様子をみていました。
しかし、4年が経過しても治るどころか、先日の検査で高度異形成(CIN3)の診断が出てしまったのです。
「高度異形成ならば手術をした方がいい」と医師からすすめられました。
今回、私が受けた手術の名前は、「子宮頸部円錐切除術(しきゅうけいぶ えんすいせつじょじゅつ)」と言います。
少し長い手術名ですが、簡単に説明すると、癌ができやすい子宮の入り口を、円錐型に切る手術です。
円錐切除術をすると子宮は残りますので、「手術を受けても妊娠は可能」と言われました。
ただ、子宮頸部が短くなることにより、早産・流産のリスクは高まることも。
デメリットもありますが、癌となっては遅く、早めの処置を受けることが最優先ですので、すぐに手術することを決めました。
円錐切除術・二泊三日の1日目の流れ
14:00 午後から病院に入ります。看護師さんに案内されて、産婦人科病棟に移動。割り当てられたベッドに自分の荷物を置きます。

病院によっては、手術が日帰りのケースもあります。私の通っていた病院では、1泊2日でした。ただ、術後の経過が不安でしたので、個人的に2泊3日に入院期間を伸ばしてもらっています。
14:30 看護師さんから体調のチェックを受けます。体温・血圧・体重・身長をはかりました。
15:00 病室に麻酔科の先生が現れ、麻酔の方法について話ました。もともとは下半身麻酔を希望しいていたのですが、「下半身麻酔だと、手術中の音が聞こえたり、焼いている臭いがしたりする」と説明され、最終的に全身麻酔を希望しました。

全身麻酔・半身麻酔などの麻酔の方法は、病院によって異なります。
15:30 病室に手術を担当する医師が現れ、明日の手術についての簡単なコミュニケーションを取りました。
16:00 シャワーを浴びました。
16:30 自由時間なので、読書したり、海外ドラマを見たりしながら過ごしました。
18:00 夕食をいただきました。明日の手術では全身麻酔をするため、夜9:00~翌朝10:00までの食事が禁止されます(水はOKでした)。
20:00 看護師さんから、体温・血圧のチェックを受けました。
21:00 就寝。ぐっすり眠れました。
円錐切除術・二泊三日の2日目の流れ
8:00 看護師さんから体温・血圧のチェックを受けました。
9:00 浣腸をします。全身麻酔をすると腸の動きが止まるため、前もって体内のものを出す必要があるためです。浣腸は初めての経験でしたので、あまりの痛さに冷や汗をかいてトイレで苦しんでいました。

浣腸って、おそるべし…
10:00 この時間をもって、水も飲めなくなります。
13:00 いよいよ手術が始まります。手術用の服に着替え、看護師さんと一緒に、自分の足で手術室まで歩いていきました。ピアス・指輪・メガネ・ネイルなど、体に付けているものは全て外していきます。
手術台に横になるのと同時に、スタッフの方が私の体に心電図をつけます。
続けて話麻酔科の先生が、左手に麻酔の注射を打ちます。
先生が何か私に話していましたが、だんだんと声が遠くなり、意識がなくなりました。
14:00 目が覚めた頃には手術を終えて、病室に運ばれていました。
気づくと、膀胱(ぼうこう)あたりに強い痛みが走り、麻酔でもうろうとする意識のなかで、「痛い、痛い」と声に出していました。
その理由は、膀胱に尿を汲み取る管が繋がれ、膣には止血のために15㎝もの大きなガーゼが詰められていたからです。
身動きできない原因は他にもあって、利き腕と反対の右腕には点滴。口には酸素マスク。指と体には心電図の線が繋がれていました。
14:30 繋がれていた酸素マスクが外れ、自然に呼吸できるようになります。時間が経つにつれ、辛いと感じた股付近の痛みにも徐々に慣れてきました。
~翌朝10:00まで 点滴・心電図・尿カテーテルが繋がれた状態で、翌朝10:00までベッドの上で過ごします。約20時間も同じ体勢でしたので、精神的にも肉体的にもかなり辛かったです。
20時間も寝たきりなので「Audible」で気を紛らわす
横になっている時間があまりにも長いと、寝ることもできず、ただただ時が過ぎるのを辛抱して待つしかありませんでした。
そんな時、ラジオや音楽を聴いたり、本を朗読してくれるAmazonのアプリ「Audible」を聞くことで、少しでも気持ちが楽になりました。
Audibleでは、プロのナレーターが朗読した本を聴けるため、手術後で腕や体を動かせない状態でも、気になる本を読む(聴く)ことができます。
ちなみに私は、カズオイシグロさんの『私を離さないで』をダウンロードして聞いていました。
何かに集中していると、ただひたすら時が過ぎることを待つだけの苦しい時間も、少しだけ楽に思えます。
小説だけでなく、語学本や英字新聞などもあり、2か月間は無料で利用できるので、ぜひ活用されてみてくださいね。
全身麻酔が不安なときは…
全身麻酔をすると、だんだんと意識が消えていきます。
意識が消える瞬間に、もっと生きていたい…死にたくない…と考えてしまうと、余計に苦しくなります。
全身麻酔が怖い時は、全く関係のないおだやかな場面を考えると、苦しみとは別の方向に意識が向くのでおすすめです。
「愛犬の〇〇が楽しそうに遊んでいるなぁ」
「庭の野菜が大きく育っているなぁ」
どんなに些細なしあわせでも大丈夫です。
全身麻酔で恐怖を感じたら、日常のささいな風景を想像することを試してみてください。
現実に抵抗する気持ちが自然と消えて、心が楽になるはずです。
円錐切除術・二泊三日の3日目の流れ
8:00 看護師さんが体温・血圧のチェックを受けます。全身麻酔で止まっていた腸の動きが、正常に戻っているかを調べるために、聴診器で腹部の音を聞かれました。
10:00 尿カテーテル・心電図・点滴が体から外されました。健康状態を確かめるために、ベッドに寝たまま採血されました。
この時、尿カテーテルを外した痛みが残り、1日ずっと排尿時の痛みに苦しむことになります。

尿管カテーテルを取る時は、粘膜を傷つけないためにも、力を抜いてリラックスすることをおすすめします。
10:30 採血の結果が出ました。手術により出血はありましたが、白血球・赤血球などを調べ、貧血ではないようでしたので、安心です。
11:00 診察のために、診察室へ移動します。術後入れていた、巨大なガーゼを抜いてもらいます。違和感がなくなり、すっきりしました。出血が続いているようなので、止血のために新しいガーゼを入れてもらいました。
12:00 術後はじめての食事です。メニューは通常のものでした。食欲はありましたので、完食しました。
13:00 看護師さんから、体温・血圧を測り、体調チェックを受けます。経過に問題がないようなので、退院をしました。
費用はいくら?二泊三日の円錐切除にかかったお金
二泊三日で入院し、円錐切除術を受けた金額はこちら。
手術費(2泊3日):70,432円
円錐切除術にかかる平均的な費用は、4万~5万円と言われています。
病院によっては、日帰り入院といった短い日数で受けられる所もあり、入院日数が短いほど、費用は安いです。
私の通っていた病院では、一泊二日を勧めていましたが、出血が不安でしたので二泊三日に日数を伸ばしてもらいました。
そのため、入院日数が長いぶん円錐切除術にかかる平均よりも高い金額でした。
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子宮頸がんになってしまうと、加入できる保険が限られてしまいます。
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将来の自分のために、どんな保険に加入できるのか・相場はいくらなのかを把握しておくと安心ですね。
まとめ
子宮頸がん円錐切除術後のブログも書いています。
手術にかかった費用や完治するまでの検査結果など詳しく載せていますので、参考になれば嬉しいです。