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「子宮の入り口に中等度異形成(CIN2)の細胞がある」
こう診断されてから、4年が経ちました。
中等度異形成ならば、50%の確率で自然に治る可能性があると言われていたため、しばらく様子をみていました。
しかし、4年が経過しても治るどころか、先日の検査で高度異形成(CIN3)の診断が出てしまったのです。
「高度異形成ならば手術をした方がいい」と医師からすすめられました。
今回ご紹介する、私が受けた手術の名前は「子宮頸部円錐切除術(しきゅうけいぶ えんすいせつじょじゅつ)」と言います。
少し長い手術名ですが、簡単に説明すると、癌ができやすい子宮の入り口を円錐型に切る手術です。

円錐切除術をすると子宮は残りますので、「手術を受けても妊娠は可能」と言われました。
ただ、子宮頸部が短くなることにより、早産・流産のリスクは高まることも。
デメリットもありますが、癌となっては遅く、早めの処置を受けることが最優先ですので、すぐに手術することを決めました。
円錐切除術・二泊三日の1日目の流れ

子宮頸部円錐切除術を入院をして受けた流れをまとめました。
これから手術を考えている方のご参考になれば嬉しいです。
私は入院を選びましたが、子宮頸部円錐切除術を日帰りで受けることも可能です。病院によって推奨する期間が異なりますので、担当の先生に相談されてみてください。
まずは1日目の入院の流れをご紹介します。
午後から病院に入りました。看護師さんに案内されて、産婦人科病棟に移動。割り当てられたベッドに自分の荷物を置きます。

病院によっては、手術が日帰りのケースもあります。
私の通っていた病院では1泊2日を推奨していました。しかし術後の出血が止まらなかったため、私は2泊3日に期間を伸ばしました。
看護師さんから体調のチェックを受けます。体温・血圧・体重・身長をはかりました。
病室に麻酔科の先生が現れ、麻酔の方法について話ました。
もともとは下半身麻酔を希望しいていたのですが、「下半身麻酔だと、手術中の音が聞こえたり、焼いている臭いがしたりする」と説明され、最終的に全身麻酔を希望しました。

全身麻酔・半身麻酔などの麻酔の方法は、病院によって異なります。
病室に手術を担当する医師が現れ、明日の手術についての簡単なコミュニケーションを取りました。
手術前最後のシャワーを浴びました。
手術は翌日の朝なので、しばらく自由時間です。病室で音楽を聞いたり、海外ドラマを見たりしながら過ごしました。
夕食をいただきました。翌日、手術で全身麻酔をするために食事制限がありました。夜9:00~翌朝10:00までの食事が禁止されます(水はOKでした)。
看護師さんから、体温・血圧のチェックを受けました。
病院の消灯は21時と早いです。電気が消されて真っ暗になるので、何もすることができず。この日はぐっすり眠ることができました。
円錐切除術・二泊三日の2日目の流れ

ここからは、手術を受けた入院2日目の流れをご紹介します。
看護師さんから体温・血圧のチェックを受けました。
全身麻酔をすると腸の動きが止まるため、前もって浣腸で体内のものを出し切る必要があります。
そのため浣腸は初めての経験でしたので、あまりの痛さに冷や汗をかいてトイレで苦しんでいました。

浣腸おそるべし…
手術で麻酔を受けるため、この時間をもって飲食禁止となりました。お水も飲めなくなります。
いよいよ手術が始まります。手術用の服に着替え、看護師さんと一緒に自分の足で手術室まで歩いていきました。ピアス・指輪・メガネ・ネイルなど、体に付けているものは全て外していきます。
手術台に横になるのと同時に、スタッフの方が私の体に心電図をつけます。続けて話麻酔科の先生が、左手に麻酔の注射を打ちます。
先生が何か私に話していましたが、だんだんと声が遠くなり、意識がなくなりました。
目が覚めた頃には手術を終えて、病室に運ばれていました。
気づくと、膀胱(ぼうこう)あたりに強い痛みが走り、麻酔でもうろうとする意識のなかで、「痛い、痛い」と声に出していました。その理由は、膀胱に尿を汲み取る管が繋がれ、膣には止血のために15㎝もの大きなガーゼが詰められていたからです。
身動きできない原因は他にもあって、利き腕と反対の右腕には点滴。口には酸素マスク。指と体には心電図の線が繋がれていました。
繋がれていた酸素マスクが外れ、自然に呼吸できるようになります。時間が経つにつれ、辛いと感じた股付近の痛みにも徐々に慣れてきました。
点滴・心電図・尿カテーテルが繋がれた状態で、翌朝10:00までベッドの上で過ごします。約20時間も同じ体勢でしたので、精神的にも肉体的にもかなり辛かったです。
術後の動けない時間は「Audible」で心を癒した
手術後は、傷口が治るまで安静にする必要がありますが、
時間があまりにも長いと、寝ることもできず、ただただ時が過ぎるのを辛抱して待つしかありませんでした。
そんな時に友人にすすめられたのがAmazonの「Audible」でした。

話題の本やニュースをプロナレーターが朗読してくれる、聞く読書サービスです。
手術後、体が動けない状態でも、気になる本を耳で聞いていると心が落ち着きました。

名言や格言で有名な「ひすいこうたろう」さんの本をひたすら聞いていたら、疲れを忘れることができました。
ただひたすら時が過ぎることを待つだけの苦しい時間も、何かに集中していると少しだけ楽に思えるのですね。
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全身麻酔で不安にならないための対処法【経験談あり】
私はこれまで、二度の全身麻酔を経験しました。
全身麻酔をすると、だんだんと意識が消えていく感覚を体験できるかと思います。

意識が消える瞬間まで「生きていたい」「まだ死にたくない」と、ものすごく強い恐怖を感じました。
私のように不安な気持ちにならないために、おすすめの考え方をご紹介します。
それは無理にでもおだやかな場面を考える、苦しみとは別の方向に意識をむけることです。
たとえば「愛犬が楽しそうに遊んでいるなぁ」「庭の野菜が大きく育っているなぁ」など、どんな些細なしあわせでも大丈夫です。
現状に抵抗する気持ちがすっと自然と消えて、心が楽になれるはずです☆
円錐切除術・二泊三日の3日目の流れ

入院最後の日の流れをご紹介します。
看護師さんが体温・血圧のチェックを受けます。全身麻酔で止まっていた腸の動きが、正常に戻っているかを調べるために、聴診器で腹部の音を聞かれました。
前日の夕方から繋がれていた尿カテーテル・心電図・点滴が体から外されました。健康状態を確かめるために、ベッドに寝たまま採血されました。
この時、尿カテーテルを外した時の痛みが残り、1日ずっと排尿時に苦しむことになります。

尿管カテーテルを取る時は、周辺部を傷つけないためにも力を抜いてリラックスすることをおすすめします。
力が入るとそれだけ傷が付きやすいので、深呼吸が大事です。
採血の結果が出ました。手術により出血はありましたが、白血球・赤血球などを調べ、貧血ではないようでしたので、安心です。
診察のために、診察室へ移動します。術後入れていた、巨大なガーゼを抜いてもらいます。違和感がなくなり、すっきりしました。出血が続いているようなので、止血のために新しいガーゼを入れてもらいました。
術後はじめての食事です。通常通りのメニューで、禁止されている食材やメニューはありませんでした。食欲はありましたので、完食しました。
看護師さんから、体温・血圧を測り、体調チェックを受けます。術後の体調に問題がないようなので、退院をすることにしました。
費用はいくら?二泊三日の円錐切除にかかったお金
入院をすると、それだけ入院費が高くなります。
今回、二泊三日で入院して円錐切除術を受けた金額も公開いたします。
円錐切除を2泊3日で受けた費用:70,432円


今回私は、病院が推奨する一泊二日ではなく、二泊三日と長い期間入院しています。そのため、相場よりも金額が高くなりました。
円錐切除術にかかる平均的な費用は4万~5万円と言われています。
病院によっては、日帰り入院で受けられる所もあり、入院日数が短いほど費用が安いです。
入院や手術はお金がかかります。
しかし保険によっては全額負担してもらえるケースもあるため、保険内容の確認をおすすめします。
お金の不安を減らすには・・・
手術や入院にはお金がかかり、金銭面の不安が残ります。
あらかじめ出費を抑えるには、加入している保険の規約を確認されることをおすすめします。
子宮頸部円錐切除術を受けた場合、入院費や手術費が保険適用になるケースが多いです。

実際に、私が加入していた保険を通して5万円ほどの保険金を受け取ることができました。
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最後に
子宮頸がん円錐切除術後のブログは他にも書いています。
手術にかかった費用や完治するまでの検査結果など詳しく載せていますので、ご参考になれば嬉しいです。
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