これから円錐切除術を受ける方や、すでに受けてきたという方は、
「普通に生活できるの?」
「出血はどれくらい?」
「気を付けるべきことは?」
など、術後の生活が気になりますよね。
実際に私も円錐切除術を受けたのですが、3度も大出血を経験しました。
そこで、自分の体験をもとに円錐切除術後の生活で気を付けたいことについてまとめてみました。
円錐切除術後の生活が気になる方の参考になれば嬉しいです。
【体験談】円錐切除術後はどんな生活してた?
担当医から「術後1週間頃は、かさぶたがはがれやすく、多量の出血が出る可能性がある」と言われました。
それなのに…
いざ退院をして自宅に帰ると、注意事項を忘れていつもの生活を送ってしまいました…(大反省)。
絶対NGなのですが、
「お風呂は足湯くらいならいい?」
「掃除機かけるくらいならいいかな~」
「暇だからお菓子でも作ろうかな」
などと、普段の休日と変わらない暮らしをしてしましました。(←絶対におすすめしません…)
すると、後ほど詳しくご紹介しますが、担当医の言う通り出血多量を経験することになりました…
それ以降は、心拍数を上げすぎないよう、十分に気を遣った暮らしに変わります。
- 食事・トイレ・シャワー以外は、ずっとベッドに横になる
- 記事を書いたり、読書したりと、作業するときは座る
1ヶ月半、ずっとこんな暮らしです。
次第に筋肉は落ち、体力は衰退し、体重も減少しましたが、のちに回復したので問題ありません。
「出血するわけにはいかない!」と強く思い、とにかく安静に生活することが最優先でした。
要確認!円錐切除術後に気を付けたいことは?
円錐切除術後の生活は、どんなことに気を付けるべきなのでしょうか?
大前提として「脈のあがる行動を避けること」があげられます。
円錐切除術を体験された方の口コミには、以下のような内容も挙げられていました。
脈の上がる行動(湯船につかる、自転車に乗る、ばか笑いする、激しい運動をする、買い物をする、重いものを持つ、トイレで踏ん張る)など
時間に余裕ができると「気晴らしにショッピング行こうかな~」なんて考えたくなりますが、絶対に辞めた方がいいです。
- 外出先で大量出血したら…
- 病院が休みの日に何かあったら…
このように考えると、恐ろしいですよね。。
トイレするときも注意
担当医からは、「トイレで踏ん張ったときに、出血した方もいる」という話を聞きました。
個人的に、なるほどな…と共感した話です。
なぜなら、円錐切除術後は安静に過ごしているため、一日の活動量がぐんと減ります。
そのため、腸の動きも鈍るので、大便が出にくくなる傾向があると思ったからです。
個人的には、消化の良いものをたべること、水分を積極的に取ることを意識していました。
どのタイミングで病院へ行くべき?判断基準は?
定期検診を除いて、円錐切除術後はどのタイミングで病院へ行く必要があるのでしょうか?
かかりつけの病院によると、「以下の症状があらわれたら受診にきてね」と言われていました。
- 性器出血・おりものの増加
- 発熱
- 腹痛
- 排尿時の痛み・不快感
- 創部からの出血・膿・ジクジクした感じ
出血の目安については、夜用のナプキンを短時間で何枚も変える必要があるとき、と言われました。
体験談ですが、私が出血多量になったときは、どんどん血が溢れてきたうえ、10分もたたずにナプキン1枚が鮮明な血でいっぱいになります。
出血が止まらないときは命にもかかわりますので、ぜひ早めに病院へ行く判断・行動をされてくださいね。
【ブログ】3度の大出血…。どんな時に出血した?
私の場合ですが、円錐切除術後の1ヶ月で、3度も出血多量を体験しました。
円錐切除術を受けた方のなかには、『出血がほとんどなかった』という方もいらっしゃいます。
出血量には個人差がありますので、あくまでも「こんなケースもあるんだな~」と参考にしてもらえると嬉しいです。
1度目の出血は、夕食を作っている時
1度目の出血は、術後1週間が過ぎたころ。
日中の出血量が少なかったので、心のどこかで安心していたのでしょう…
担当医に「家事禁止」と言われていたのに、術後6日目に料理をしていました(それまでは家族にお願いしていました)。
メニューは簡単に作れるトマトパスタにしたのですが、
- 鍋を動かす
- お湯をくむ
- 皿を出す
- 洗い物をする
などをしていると、次第にどっと疲れを感じはじめました。
「疲れたから、少し休もう…。」とベッドへ向かい、横になった瞬間です。
血が股の間からサーーーッと吹き出して流れてくる感覚がありました。
夜用ナプキンがあっという間に一杯になり、それでも血は止まりません。
「これが、出血多量の状態なのか…」と危険を感じ、すぐに病院へ電話をしました。
幸い、夜間でも対応してくれる産婦人科が近くにあったので、止血してもらえました。
しかしもし、病院が夜間診療していなかったら…と考えると、命の危険に関わるのでとても恐ろしいです。
術後1週間は、とくに安静にした方がいいと、身をもって経験しました。
2度目の出血は、食べ過ぎた時
2度目の出血は、術後2週間が経過した頃です。
「しっかり食べて血を作ろう!」と意気込んでいた私は、夕食でレバニラをモリモリ食べていました。
あまりにも美味しいので、3人前くらいのレバニラを一人で間食。
レバニラは味も濃いので、水分を多めに取りたくなります。
これにより、暴飲暴食してしまったのです…!
*
すると、心拍数は一気に上がり、お腹にも負荷がかかり、歩くのも苦しい状況に。
そのためベッドで一休みしようと思い、歩きだした瞬間です。
食後で心拍数が高いうえ、食べ物で下腹部に負荷がかかり、傷口から血が流れ出しました…
出血量は次第に増し、一回目の出血多量の時と同じく、サーーーッと滝のような勢いに!
すぐに病院に連絡し、止血の手当をしてもらいました。。
夜は朝と比べて体が疲れていますから、体に負担をかけないためにも、
- ゆっくり食べる
- よく噛む
- 食べ過ぎない
ことを注意すべきでした(大反省)。
いつもは問題ない何気ないことでも、手術後には負荷が大きくなることを自覚した日でした。
3度目の出血は、シャワーを浴びた後
そして3度目の出血多量の日は、シャワーを浴びたあとでした。
シャワー中に「心拍数が上がっているかも…」と感じ、すぐに上がりベッドで横になりました。
しばらくすると、出血がタラタラと股の間をつたって流れてきました。
次第に流れは強くなり、サーーーッと勢いが増し、病院へ直行しました。
これを機に、手術後はシャワーの時間を短縮するため、髪を洗うのは2~3日おきにしました…
寒い時期でしたので我慢できましたが、夏でしたら汗っかきなので難しかったと思います。。
シャワーは血流が良くなるので注意
立ってシャワーを浴びる、熱いお湯に触れる、これだけで心拍数はかなり上がります。
また、夜は朝と比べて、体が疲れやすくなっています。
なるべく出血多量を避けるためにも、湯船に浸かったり長時間シャワーを浴びることを避け、体に負担をかけないようにすることが大事です。
縫合をしてもらい、出血量がかなり減りました。
3度目の大出血を経て、病院で傷口を縫ってもらいました。
縫合した後は、多量の出血を一度も経験しませんでした。
縫合の様子はこちらの記事でまとめていますので、出血が気になる方はあわせてご覧ください。
逆に、調子がいい時はどんな時だった?
円錐切除術後は、いつも出血多量に悩まされていたわけではありませんでした。
むしろ、出血が少ないとき・出血が見られない時も、もちろんありました。
私の経験ですが、調子が良かったときは、
- ベッドに横たわっているとき
- 座っているとき
こちらの2つでした。
ただ、仕事をしなければいけない方や、子育て中の方、一人暮らしの方の場合には、何もせず休むという状況がどうしても難しいかと思います。
カラダを休ませるために意識すること
そこで、仕事や育児で忙しい方に、少しでも意識してみてほしいことがあります。
【カラダを休ませるために意識すること】
- 家事をしない自分を責めない
- ベッドの近くで活動し、疲れたら横になれる状況をつくる
- 洗面所にイスを置き、ドライヤー・歯磨きは座った状態で行う
- 歩くと時はあせらず、ゆっくりと
- 部屋が汚くなっても「ま、いっか」と受け入れる
- 家事をサポートしてくれる家族に感謝の言葉を伝える
- 救急外来の番号を登録し、いつでも病院に行ける用意をしておく
疲れたらすぐに横たわれるように、常にベッドの近くで生活するのが安全です。
また、部屋が汚れたり洗濯物が溜まっても『ま、いっか』『そんな日もあるよね』と割り切りましょう。
これで解決!家まで美味しい料理を届けてくれるデリバリー2選
「出血が不安で買い物に出られない」
「動くと出血が怖けど、何か食べたい」
「家族のために料理を準備しないといけない」
そんな時には、料理のデリバリーを活用するのも一つの手段です。
家にいるのに家事をしない、そんな自分を決して責めないでくださいね。
今は、体を回復させることが最優先です。
大変な時はデリバリーに任せて、家事を少しでも減らしましょう。
ここでは、レンジで温めるだけで食べられる、おすすめのデリバリー2選をご紹介しています。
手術後でも簡単に美味しい料理・バランスの良い料理が食べられますので、ぜひ参考にしてください。
おすすめ1.国産原料100%!カラダにやさしい「わんまいる」
栄養バランスを考えて、体にやさしい食事を食べたい方は、国産食材を100%使用した「わんまいる」がおすすめです。
調理過程に合成保存長や合成着色料が不使用なので、安心して一緒に食べられます。
また、個食パックやトレータイプがあり、解凍するだけで簡単に用意できるので手間がかかりません。
円錐切除術後でも、大切な自分の体と家族のために、簡単に安心できる食事を用意できたのは助かりました。
累計販売数量は160万食を突破し、日経DUAL食材宅配ランキングで1位を獲得した実績もあります。
まとめ
出血多量の事例や、気を付けるべきことなどをご紹介しました。
円錐切除術後はささいなことでも出血することがある、ということ身をもって経験しました。
円錐切除術をされた方のなかには、問題なく生活できた方もいらっしゃいます。
しかし、出血はどんな時でも起こりうる可能性がたるため、回復するまでは安静に生活することをおすすめします。


